仕事では、常に先を読むことが求められています。段取りを上手く組むのも、先を読むからに他なりませんし、事故が発生することを未然に防ぐという事も、先を読むことが求められます。これは一言でいうなれば、推理力と言えるでしょう。つまり、推理力を上げることによって、あらゆるビジネスシーンにその効果を発揮することができるということです。ここでは、具体的にどのように効果を発揮することができるのかを見ていきます。
事故を未然に防ぐことができる
工場の爆発事故が相次ぎ、多くの人が犠牲になりました。その原因は後から調べられることになりますが、いずれにしてもそのような事故は未然に防ぐように努力しなければなりません。
そしてそのためにも、推理力は非常に有効に機能します。つまり、このような状況が起きたならば、このような事故につながりかねない、よってその状況になる事を防ぐためにはどうすればよいのかという、連鎖的な思考が必要となるわけです。これこそが推理力です。
今置かれた状況そのものには、何の問題も無いとしても、それがつながる次の状況に問題の種が発生するということを連鎖的に考える必要があるということです。今目の前の事だけに気を取られていてはいけないという事です。
早めに手を打つことができる
ビジネスにおいては、スピードは命です。より早く市場に優位性を確立することが求められますし、そのためにも推理力は必ずといってよいほど必要になります。どのような商品が求められるのか、どのように宣伝すれば効果的なのか、全ては推理力です。
そして、もし後から、あの時あのようにすれば良かったと思う事があるとすれば、それはその時点での推理力が不足していたという事になるわけです。後で後悔することのないように、今何をすべきかを導き出すこと、必要性を感じない中で将来のために何が必要とされることになるのかを発見することが、推理力となります。
コミュニケーションにおいても有効に働く
人は言いたいことを全て言えるわけではありません。ましてやビジネスの場においては特にそうです。部下を多く抱える上司としては、部下の声にならない声を聞くことも非常に大切です。悩みや問題を抱えている部下は多いものです。そこでも、部下の言動から推理力を持って察することが求められてきます。そして早めに手を打つことにより、急に部下が辞めたいと言うような事態になることを避ける事ができます。
まとめ
以上のように、推理力を上げることは様々な場面において活用されます。より良いものを目指すために、あるいは最悪の事態になることを避けるためにも、是非とも身につけておきたい能力と言えるでしょう。
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