優秀なビジネスマンは鋭い洞察力を備えているケースが多いものです。そこで、仕事において自分自身どの程度の洞察力を持っているのかがわかれば、必要とあれば鍛える必要があるとわかることと思います。また、部下の評価を考える際にも、どの程度の洞察力を持っているのかを知ることも有効です。
それでは具体的に、仕事をする上でどのようにすれば洞察力の診断ができるのでしょうか。そのチェックポイントをみていきたいと思います。
洞察力を備えた人の特徴とは
洞察力を備えた人というものは、物事を客観的に観察し、かつ論理的に推論できるものです。つまり、それができているかどうかが、洞察力をどの程度持ち合わせているかどうかのポイントになります。けれども実際には、それを直接的に判断するのは難しいものなので、それに結びつくような事象を仕事の中で診断する必要があります。
自分の思うように生きれているか
これは自分自身での診断内容になります。何故このように思えることが洞察力を備えていることと結びつくのでしょうか。そもそも洞察力とは、物事の本質を捉えることができる力です。そしてそれができるということは、何事においても、なるべくしてなるという考え方ができるということになります。
つまり、自分の人生は、自分の選択した事の結果であり、どれだけ自分の望むような人生を歩めているかは、どれだけするべき事ができてきたかということにつながるという事です。そして洞察力を持っていれば、自分がすべき事がわかるはずなのです。
自我をいかに捨てられるか
これは部下の評価の際にも判断できることですが、洞察力を備えた人というのは、自分の損得で物事を判断しません。つまり、何か決断を下す際には自分の損得は考えないということができる人ということです。これは客観的にも観察できることです。
たとえば議論をしている時、相手が自分の利益を優先するような提示をしている時は、それとわかるものです。会社としての利益よりも、自分の利益を優先するような人は、洞察力を備えているとは言えません。そこから判断することができるということです。
誰もが納得できる意見を言えるか
会議や話し合いにおいて、誰もが納得できるような意見を言える人は、洞察力が鋭いとみてよいでしょう。価値観の異なる複数の人の共通して望むことを見抜くことができるからです。そのような場においても、判断材料のひとつとすることができます。
以上のように、洞察力の鋭い人の特徴を知ることによって、その能力をどれほど持ち合わせているかどうかの診断を下すことができます。仕事の中のあらゆる場面において、洞察力が発揮されていればわかるものです。そのような人はまず、私欲がありません。客観的に何が一番大切なのかを理解しているからです。その観点から、洞察力の有無を知ることができるというわけです。
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