仕事しているとやたらと失敗したことが目につき、「成功したことなんてあるのだろうか」なんて思うことがありますね。また、「実務経歴書」の例文を見ると「A社と何億の契約を結ぶことに成功した。」とか「開発するするにあたり、自分のアイディアを推進させたら何千万のコストダウンにつながった」とか、とても優秀な社員でなければあげられない成功体験を書いてあるのを見ますが、あれは、一般的な「成功」であって現実的ではないと思います。それでは、現実的な成功例とは何か、その具体例を見ていきましょう。
1.検針に掛かるコストを削減!キーワードは「3度見」
まず最初は、検針という地道な仕事の成功体験です。今は、オンラインで事務所にいながらにして各地点のデータがわかりますが、全てがそういうわけでなく、中には昔ながらのアナログ計器があり、しかもとても見にくいところにある場合もあります。
そんなところの検針で読み違えたら大変で、また戻って確認しなければなりません。昔は、デジタルカメラも携帯電話もないですのでどうしたか、というと同じメーターを3回確認するのです。1回目は、普通に見て記録。5秒間ほどそのメータから目を離し、もう一度確認するときは、声に出して読みさっきの記録と間違いないか確認する。そして3回目は、そのメータを見て別の紙で記録、見比べるという方法です。
場所が遠ければ、検針するのも大変ですし見間違えたらまたそこに戻らなければなりません。けれど3度見を実施したことにより検針の精度が上がり、間違いは皆無に等しくなったのです。そして、そのおかげで他の仕事に回せる時間も増え、結果的にコストを削減にも成功したのです。
2.失敗かと思われた仕事が一変して成功に!キーワードは「誠意」
一見、失敗に見えたけど実は、それが成功につながったという成功体験もあります。それはある間取り図面を作成する会社の話です。ある時、注文がきていた図面を完成させ顧客に持っていったら、間違えだらけで相手先を怒らせてしまいました。
相手は、とても憤慨していてとても間違いを指摘してもらえる状態じゃありません。ですが、誠意を見せ、必死に頭を下げ間違いを指摘してもらい、徹夜で指摘されたところを全て修正し提出しなおしたら、相手はその誠意に感銘し、図面作成は全部その会社に任せるようになったという成功体験です。
以上の2つの成功体験のように、大切なのは地道に仕事を改善していき、失敗をしても誠意ある対応をしてアフターフォローに回ることです。失敗したり、今まで成功したことがなく仕事に自信を持てないという人も、この2つの成功体験を元に仕事を改善していき、周りに認められるよう頑張っていきましょう。
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