考えを深めずに仕事を進めてしまうと、同じようなミスをしたり思うような成果が出せないといった経験はありませんか。そのような事態を避けるためにも、仕事にとりかかる前に少し手間をかけて考えることで、ミスを防げたり、成果を出すことが可能になります。ここでは、仕事で覚えておくと、役立つ思考法について述べていきます。
なぜなぜ分析
この思考法は、トヨタ生産方式で有名になり、さまざまな企業でも用いられています。主に製造過程でミスやトラブルが生じた時に、「なぜ」という問を繰り返すことで、そのミスやトラブルの本質を探り、同じことを招かないために行われる思考法です。
しかし、このなぜなぜ分析は、製造過程だけではなく仕事にまつわる様々なことで応用可能なとても有意義な思考法なのです。名前からも分かるように、なぜなぜ分析は原因を探っていく方法です。ミスをした場合には、まず始めに原因を知っておく必要があります。原因を知る事で対策を立てる事ができ、再び同じことを繰り返さないように出来るのです。
ロジックツリー
テーマにしたがってなにかを考えるとき、直接的に関連するものごとを枝状につなげて書き記して行う思考法をロジックツリーといいます。
前項のなぜなぜ分析等を使用して原因を把握したら、その原因が解決出来ることであれば解決を目指します。しかし、その原因が解決出来ない場合はその原因と共に効果的な仕事を行っていく必要が出来ます。そのような状況で適しているのがこのロジックツリーという手法です。
もし、仕事が上手く行かなくなってしまった原因として「家族との時間を増やしたから」というものが挙がってきたとしましょう。その際には、「残業を減らして時間をつくる」「メリハリをつける」など様々なことでその対策をすることができます。
そして、それからさらに直接的に関連する事項をつなげていきましょう。例えば、「集中して仕事に取り組む」等です。そのように、挙がってきた事項をさらに分析して実現可能なものについて実行していきます。ロジックツリーもまた、思い付きでぱっと行動に移るより、失敗する可能性を減らすことができる思考法です。
仕事を行う前に、ほんの少しだけ手間を加えるだけで論理的な思考がみにつき、ミスを防いだり仕事の効率化に繋がっていくのです。上記の思考法を実践してみてくださいね。
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