ビジネスにおいては論理的に物事を「考える力」が重要視されています。時には直感的に物事を判断する力も必要となりますが、あくまで基本は論理的な思考により判断を下すケースが多くあります。では、一体なぜビジネスの場では論理的に考える力が必要となるのでしょうか。以下では、論理的に考える力を身に付けることによるメリットについて述べていきます。
意見に説得力を持たせる
論理的に考えることの最大のメリットは、「自身の意見を主張する際に相手を説得しやすくなる」という点です。なぜなら、論理的な意見が始めから終わりまでの内容に一定の一貫性があり、矛盾点を持たないため他人から見ても分かりやすく、否定的な印象を与えることがないからです。
一方、論理性を無視した意見というのはどうしても内容に矛盾が生じやすく、相手からすると「始めと終わりで言っていることが違う」といった印象を与えやすくなってしまいます。論理的に考える力を身に付けておくことで、意見に説得力を持たせ他人を説得しやすくなるメリットがあります。
誤った情報を判断できる
世の中に出回っている情報というのはすべてが信用に足りる内容となっているわけではありません。特に現代はインターネット社会化が急速に進展している影響もあり、誤った情報は至る所に氾濫しています。論理的に考える力を身に付けておくと、こうした誤った情報を判断する際にもとても役に立ちます。
なぜなら、前項でも述べたように論理的に構成された情報というのは内容に一貫性があり、一定の信用力がありますが、そうでない情報というのはどこかに論理的でない「穴」が存在しているためです。論理的に考える力を身に付けておけば、そうした「穴」を容易に見分けることが出来るようになり、誤った情報を切り捨て信用に足りる情報だけを確実に手に入れることができるようになります。
明確な基準で人を判断できる
ビジネスにおいては同僚や上司、取引先、消費者などさまざまな人と出会うことになります。出会った人、全てが将来において関係を持ち続けるわけではありませんが、一部の人とは非常に長い付き合いになることも珍しくありません。
こうした人間関係を築く際にも論理的に考える力は効果を発揮します。例えば、第一印象で直感的に「この人は良い人そうだ」と判断して苦い思いをした経験があるという方もいるのではないでしょうか。
論理的に考える力を身に付けておけば、直感で人を判断することなく、自身の中の明確な基準に従って人を判断できるようになります。人付き合いはビジネスで生涯欠かすことの出来ないものです。人を見分ける力という意味でも論理的に考える力は大切であるということです。
「考える力」はビジネスシーンにおいて成功を考える人に必要不可欠です。上記のようなメリットを得体と考える人は、是非考える力を身につけてくださいね。
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