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顧客第一が企業をNo1にする!SNSを使ったマーケティングの成功事例

ichiba hideki

2014/05/26(最終更新日:2014/05/26)


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by josemanuelerre
 現在インターネット界の中心に位置しているのがソーシャルネットワークサービス、いわゆるSNSです。一昔前までは、インターネットといえば個人個人の情報発信がそれぞれ独自に行われるのが一般的だったのですが、最近ではユーザーのコミュニケーションを前提としたSNSが活動の中心となっており、SNSを利用したマーケティングも色々実行されています。今回は、SNSを使ったマーケティングの成功事例を紹介します。

1.Facebookを利用したマーケティング

 個人や企業が情報発信の場として活用しているSNSの代表格がFacebookです。日本でも着々と普及が進んでいますが、欧米ではFacebookページを持っているのが常識といわれるまでに普及は進んでおり、Facebookを利用したマーケティングも数多く実行されています。

 Facebookの特性を利用したユニークなものから、交流の場としてFacebookを活用する事例まで、様々な方法でFacebookマーケティングが実行されています。ブランドに頼らず良品を提供することで知られる無印良品では、Facebookを活用した新製品開発に力を入れています。

 以前から無印良品では顧客の声を取り入れた製品開発を行ってきましたが、Facebookを活用することでよりスピーディーに製品開発の現場に顧客の声を取り入れる体制を作り上げ、今までに無かったような斬新なアイデアから生まれた商品の開発に成功しました。

 Facebookを通じて顧客と直接交流することで、より身近で具体的な要望をくみ上げることが可能になり、顧客の声をダイレクトに反映した商品開発が実現したのです。Facebookを通じてマーケティングを行うことで、その場だけの刹那的なキャンペーンではなく継続的な関係性を企業と顧客の間に築くことが可能になります。

 熱心なファンやサポーターといった企業を支えてくれるような存在を生み出すためには、Facebookによる直接的で積極的な交流が最も効果を発揮するでしょう。

2.アプリを通じたマーケティング

 企業が独自に提供したアプリをSNSとして活用することで、その企業のファン同士での交流が促進すると同時に、より話題性のあるマーケティングを仕掛けることが可能になります。

 大手宅配ピザチェーンのドミノ・ピザとボーカロイドの初音ミクがコラボしたことで話題になったアプリが「Domino’s App feat. 初音ミク」です。このアプリがユニークなのは、宅配ピザの容器に「AR機能」を付加することで、仮想現実としての初音ミクとドミノピザのコラボを実現した点にあります。

 ユーザーはスマートフォンのカメラでピザボックスを撮影することで、そこに初音ミクがいるかのような仮想現実を体験することが可能になります。SNS上のマーケティングと現実の宅配ピザとを見事に融合させたこのアプリは、Twitter上で評判を呼び売り上げ増に大きく貢献しました。


 SNSを使ったマーケティングの成功事例に共通するのは、ユーザーと企業との間に信頼関係を構築することを一番に考えている点にあります。どちらの事例も単に営業利益を求めるだけのものではなく「どうしたら企業のファンを増やせるのか」という点を主眼に置いてマーケティング戦略を実行しています。SNSを活用することは、企業を支えてくれる基盤を拡大するマーケティングであるとも言えるでしょう。

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