企業は社員に「人材価値」を求めています。経験が浅い新入社員にはまじめさとこれから伸びていく発展性が、キャリアがある社員には、経験とレベルの高い仕事をこなす能力がそれぞれその社員の価値として求められています。では自分自身にその人材価値があるかどうかわかりますか。ここでは、人材価値があるか否かの判断基準をここに示していきます。
能力
まずは、自分に何ができるのかということを考えてみましょう。「IT技術が得意である」「英語や中国語などビジネスシーンで必要とされるような語学を身につけている」等、種類は問いません。また、自分の能力が人より秀でているか否かということも重要です。
自分には能力が何もない場合は、人材価値は低いと言えるでしょう。ただし、人より秀でているところが全くない人はいません。自分の得意なものは何であるかを、しっかりと見極めてみましょう。もし無いという人は、今からその能力を身につけてみましょう。
経験値
経験がない新入社員は、これから仕事で経験を積んでいけばいいだけの話です。しかし、ある程度キャリアがあるならば、積み上げてきた経験とそこから得たスキルや教訓を身につけていることが必要とされます。それが自分にあるかないかを考えてみましょう。
人材価値となる経験とは、何年やってきたかという年数の長さではなく、経験によって何を得たかという中身です。経験値を高めるためには、漫然と仕事をするのではなく、そこから必要なものを学び取ったり失敗から教訓を得て勝ち有る経験を積んでいかなければいけません。
人間性
人材価値の中で最も重要なのは人間性です。いくら仕事ができても、職場のチームワークを乱す人は会社では歓迎されません。コミュニケーション能力や協調性もビジネスパーソンにとって必要なスキルの一つです。
そこには人とコミュニケーションをとれること以上に、誠実さやまじめさが必要です。いくらコミュニケーション能力があっても軽薄では信用されません。逆に、少し口下手でも朴訥で誠実さがあれば信用を得られます。
自分は人と話すのは得意だという場合は、軽薄にならない誠実さを、人見知りで人と話すのは苦手だという人は、伝えるべきことを伝えられるだけの対人耐性を身につけていけば、短所も長所としていくことが出来ます。
人材価値のある人として会社に求められたいと考えている人は、まず上記の判断基準を基に自分には人材価値があるか否かを見極めてください。その結果から自分が今すべき事はなんであるかを考えてみましょう。
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