経営コンサルタント、聞こえは格好いいですが実は名乗るだけなら、誰でもできる肩書きなのです。世の中には何十万人という自称経営コンサルタントがいますが、コンサルタントとしての実力を客観的に証明したいのであれば、やっぱり名刺に資格の肩書を添えると説得力が増すでしょう。そこで経営コンサルタントを名乗るなら、取得しておきたい資格を紹介します。
中小企業診断士
中小企業診断士はその名のごとく企業の経営状況を診断し、経営者に対して知識や経験に基づいたアドバイスを行うための資格です。つまり、資格そのものが経営コンサルティングとしての仕事になるので、名刺にこの資格が書かれていれば名実ともにコンサルタントとして胸を張れることができるでしょう。
この中小企業診断士、実はそこそこ難しい部類に入る国家資格なのです。士を名乗るくらいなので、職業的専門家といえるでしょう。試験は二段階方式となっており、一次試験が経済学・経済政策、財務・会計、企業経営理論、運営管理(オペレーション・マネジメント)の4科目となっています。
いずれの科目も60分から90分ほどの試験時間となっているので、仕事の合間にちょろっと勉強して取得できるような難易度ではありません。一次試験の段階で合格率は20%前後で推移しているため、5人に1人しか受からないのです。
そして一次試験をクリアしても二次試験があります。こちらも合格率は20%前後と狭き門です。休みの日を一日中勉強に費やす、仕事が終わってから毎日3時間くらいは勉強する、それくらいの覚悟がなければ合格は難しいかもしれません。
ファイナンシャルプランナー
中小企業診断士と並んで、おすすめしたいのがファイナンシャルプランナーです。この資格は、個人のお客さん向けに将来のライフプランニングに即した資金計画やアドバイスを行う職業ですが、試験で勉強する内容がとても多岐にわたることから、知識自体が経営コンサルティングに役立つといえます。
国家資格である1級~3級ファイナンシャル・プランニング技能士、民間資格であるCFP、AFPとに分かれていますが、国家資格であれ民間資格であれ勉強する内容にあまり変わりはありません。資産運用や税金、保険、不動産、相続など幅広いジャンルから出題されるので、自ずと仕事に役立つ知識が身につきます。1級ファイナンシャルプランニング技能士やCFPは難関資格ですので、合格した際には堂々と名刺に書きましょう。
このように、経営コンサルタントを名乗るなら取得しておきたい資格を挙げてみました。コンサルティングとは相談することの意味です。肩書に見合った知識を持ってこそ、はじめて真の経営コンサルタントと言えるでしょう。
知識を売り物にする仕事である以上、日頃から人一倍勉強しておかなければなりません。資格を取得するのは簡単ではありませんが、これらの資格を取得して、企業のよき相談相手になってあげましょう。
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