あらゆる仕事で努力が必要になることは、いまさら言うまでもないだろう。時として努力を忘れ、安易な現状維持を考えてしまいがちです。忘れがち、怠りがちな努力の大切さをあらためて確認するために有効な3つのことわざを紹介します。
1.ローマは一日にしてならず
これは大変よく知られていることわざでしょう。「ローマ」とは、今のイタリアの首都ローマではなく、古代ローマ帝国を指します。大帝国が一日で突然出現したのでは、当然ありません。長い年月をかけて、大帝国を造り上げたわけです。
あのローマ帝国でさえそうなのです。一人の人間が実績を上げ、ステップアップしていくには、長い時間をかけた努力が必要であることは言うまでもないでしょう。これが普通の解釈です。
ここで社会人が仕事に生かすには、別の解釈をしてみましょう。つまり「ローマ帝国を造り上げる努力に比べれば、今の自分の努力なんてたかが知れている」という解釈をすることで日々努力していくことができるでしょう。
2.雨垂れ石を穿つ
この言葉の意味は「一滴一滴の雨垂れも、長い年月をかけると、硬い石に穴をあけてしまうことができる」という意味です。あまり耳なじみのないことわざかもしれませんが「ちりも積もれば山となる」とほぼ同義です。
今やっている仕事のひとつひとつは小さなものかもしれないけれど、この仕事を毎日着実に続けることによって、成果を積み重ねることができる。その努力が、将来の大きな実りを実現すると考えましょう。
3.天は自ら助くるものを助く
この言葉の意味は「人生を差配している天は、自分自身の努力によって自助する人を最後に助ける」という意味です。
自分で自分を助けるためには努力するしかありません。それを天はちゃんと見ていて、最後に助けてくれるというわけです。人間、悩んだとき、落ち込んだときには天を頼りにしたくなるもの。
その天は、あなたの努力を見定めてから助けるかどうかを決めるという、味わいの深いことわざと言えます。
つまりこの3つのことわざに共通することは努力しない人は大きな成果を生み出せないのです。だからこそ、明日からひとつひとつの仕事が最終的に大きなものになっていくことを意識して、仕事に取り組んでみて下さい。
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