一昔前の、学生時代の部活動はとにかく「一に根性、二に根性」だったという人はいませんか。仕事は部活ではありませんから、根性を求められる事はそんなにないかもしれませんが、そもそもこの「一に根性…」の方針はあまり良くない結果を残してきたと分析する人も多くいます。
なぜなら、根性ではどうにもならない事から逃げているだけの事実もあったからです。しかし、ビジネスにおいては現実や事実から逃げる訳にはいきませんから、例えば上司から「君は根性がある」と認められる人がいるとすれば、その人はきっと本当に根性があるのでしょう。
根性があるイコール諦めない、という事になるかと思いますが、では、その様に上司から根性があると認めてもらえるように仕事を諦めないためには、どんなコツやポイントがあるのでしょうか。
1.喜びを感じる事
もちろん誰だって、自分の仕事に上司や周りから色々文句をつけられてしまえば、多少なりともモチベーションは下がることでしょう。中には「負けるもんか!」とすぐに思える人もいるかもしれませんが、持ち前の根性だけでは、問題が発生した時にそれを保ち続けるのが難しくなる事があるでしょう。
ですから、持ち前の根性プラス何かでモチベーションを保つコツとしては、諦めずに仕事をするなり、他の事でも良いのですが、自分が最後まで達成できた事に対して喜びをきちんと感じる事が出来る、という事です。
これ、当たり前の様に思えますが、結構難しいんですよ。というのも、単に仕事を達成した、とか最後まで出来たという満足感ではなくて、自分がどんなプロセスを踏んでその仕事を行ってきたのかという事を思い返してみるのです。そうすると、色々なところで壁にぶつかっている事でしょう。
そんな時、自分はどうやって乗り越えてこれたのでしょうか。それをしっかりと思い返し、覚えておきましょう。こうすることで、「きちんと」喜びを感じる事が出来ます。そして、一番大切な事はその次です。
2.他の社員を助ける
なんで、上司に「根性がある」と自分を認めて欲しいのに、他の社員を助ける必要があるのでしょうか。そうすれば、自分が苦しい時に、何かしら支えとなってくれるかもしれないからです。
もちろん、そうしてくれない人も居る事でしょう。しかし、多くの人は自分が恩義を感じている人が苦しんでいると、手を差し伸べたくなるものです。その様な支えや助けは、仕事を諦めそうになってしまうほど苦しんでいればいるほど、ありがたいものでしょう。
しかし気をつけたいのは、初めからその様な見返りを求めて他の人を助けない事です。そのような見返りを求める行動は、他人には解ってしまうものです。
3.通常の時に努力しておく
諦めそうになってしまう時は、たいてい、苦しんでいる時ですよね。そのような時に、イキナリ頑張ろうとしても難しいものです。ですから、常日頃から、コツコツと仕事をまじめにこなしておくようにしましょう。
しかも、自分のためになるのは、他の社員が嫌がるような雑用などの小さな仕事を自ら引き受ける事です。そのような努力は、忍耐する力を助けてくれる事になるので、困難な仕事であってもやり通せる力を身につける事ができ、上司から「根性があるね」と認めてもらえる事ができるでしょう。
以上のように、根性がある人間だと認めてもらうのはかなり大変なことです。ですが、これを乗り越え、周りに根性があると思われれば、評価も高くなり仕事も順調にステップアップしていくことができるでしょう。
U-NOTEをフォローしておすすめ記事を購読しよう