社交辞令とは、辞書によれば、「つきあいをうまく進めるための儀礼的なほめ言葉やあいさつ。外交辞令」(デジタル大辞泉)と定義されています。儀礼的なほめ言葉やあいさつの中には、本心から思って言う場合と、本心ではそうは思っていないけれども、相手との関係を円滑にするために、やむを得ず言っている場合があると考えられます。
ですので、今回はビジネスでの社交辞令の有効活用方法について紹介します。
1.社交辞令がわからないという人
さて、社交辞令がわからないという人とは、どのような人なのでしょうか。社交辞令がわからない人は、話をしている相手が、上記の、本心ではそうは思っていないけれども、相手との関係を円滑にするために、やむを得ず言っている場合に該当するときに、本心から思って言う場合と間違えることです。
社交辞令がわからないという人は、話す相手の語る言葉が相手の考えていることと常にイコールであると考えているのかもしれません。「今度、食事でもしましょう。」と言われて、社交辞令なのか、そうでないのか、理解に苦しむケースがあります。
社交辞令がわかると自負している人も間違えることがあり、食事会が実行されるか、されないかで、社交辞令であったのかが検証されるというように、社交辞令を見分ける難易度は高いとも言えます。
2.ビジネスでの社交辞令の有効活用方法
社交辞令とは、オバマ大統領が、イチローに向かって、ファンだと言ったり、安倍首相と一緒に食べた寿司屋の寿司がこれまでで一番美味しい寿司であったというようなものです。
ほめ言葉が中心ですので、次のアクションに結び付くものは、あまり多くありません。「今度、食事でもしましょう。」や「今度、一緒に仕事をしましょう。」のような、社交辞令かもしれないし、そうでもないかもしれないと、判断に迷う社交辞令のパターンの種類は少ないのです。
したがって、ビジネスでの社交辞令の有効活用としては、社交辞令を言う時は、次の行動に結びつくような、アクションが必要な種類の社交辞令は言わないということです。ほめ言葉に気分を害する人は少ないです。ほめてあげましょう。
一方で、「今度、食事でもしましょう。」や「今度、一緒に仕事をしましょう。」のような言葉は、本心から思っているときだけ使いましょう。また、本当に実行しましょう。相手から、「今度、食事でもしましょう。」や「今度、一緒に仕事をしましょう。」と言われて、具体的な日時、場所の話がなければ、社交辞令だと認識しましょう。
以上のように、社交辞令とわかりづらかったり、完全にわからないものもあり、相手が今、社交辞令を言っているのか、または本心で言っているのかは判断し辛いです。ですが、せめて自分が社交辞令をいうときはそのような誤解が生まれないように、最善の注意を払って相手に社交辞令を送りましょう。
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