ビジネスシーンにおける求心力とは、他人を引きつけ、その人を中心に仕事を進めていく力のこと。
求心力は、リーダーに必要な能力の一つとして上げられることも多い。
求心力を身につけると部下からの信頼が厚くなることはもちろん、チームの成果も格段に上がる。
今回は、リーダーやマネージャーが身につけるべき求心力を身につける方法をチェックしよう。
求心力のあるリーダーになる方法①:明確なビジョンを持つ
リーダーは自分でしっかりとしたビジョンを持ち、人々を動かすことで、そのビジョンを達成することを目指すポジションだ。
リーダーが求心力を発揮するためには、まずは何と言ってもリーダー自身が「明確なビジョン」を持つ必要がある。
求心力のあるリーダーは「ビジョンを目指す理由」を説明している
リーダーはもちろん、自分のビジョンをフォロワーに説明しなければならない。
リーダーがビジョンの説明を行う際は、そのビジョンをただ説明するのではなく、そのビジョンが何を目指し、そしてどういった理由でこのビジョンを挙げることにしたのかといった具体的な例を交え、明確に説明しよう。
このように、理由を踏まえた上でビジョンを共有することによって、リーダーは求心力を発揮していく土台が完成するのだ。
メンバーにビジョンを共有するときの説明ポイント
- ビジョンが目指しているものを説明する
- なぜそのビジョンを掲げるのかを話す
- ビジョンを掲げるに至った背景、具体的なエピソードを話す
求心力のあるリーダーになる方法②:ビジョンを基に人を動かしていく
明確なビジョンを持ち、それをフォロワーと共有した後は、ビジョンを現実化させていくフェーズに移る。
ビジョンを現実化させるために、リーダーはフォロワーを動かしていかなければならないのだ。
求心力のあるリーダーに備わっている能力とは?
人を動かす際、リーダーには高いコミュケーション能力、影響力とモチベーションを与える能力が求められる。
なぜなら、リーダーは人を介在して間接的にビジネスを進めるだけで、リーダー自身が現場で仕事を行うことはないからだ。
そして、リーダーはこのような能力を巧みに使い、自分のビジョンに向かって人を動かしていくことで、求心力をさらに発揮していくことになる。
つまり、さまざまな能力を身に着けていなければ、求心力のあるリーダーとしてフォロワーを動かすことは不可能ともいえるのだ。
求心力のあるリーダーに備わっている能力
- 高いコミュニケーション能力
- 影響力
- モチベーションを与える能力
- コーチングスキル
求心力のあるリーダーになる方法③:強さだけでなく、時には弱さも見せる
いくらリーダーが明確なビジョンを持ち、人を動かす能力に長けていたとしても、人間として魅力的でなければ、その求心力には早い段階で限界が訪れてしまう。
リーダーも人間だ。一度や二度ミスをしてしまったり、弱点があったりもする。
言い訳せずに「完璧なリーダーではないことを認める」ことで求心力を発揮する
リーダー自身の間違いや弱点を一切隠さず、言い訳もせずに認めることは、リーダーの人間力に磨きをかけていくポイントになる。
良い面ばかりではなく、時には弱みといった悪い面を見せることも大切なのだ。
リーダーが身につけるべき求心力を発揮する方法を紹介してきた。
求心力を身につけて、組織を指揮することで、組織の成果は2倍以上にもあがっていく。
「リーダー」としてのポジションでなかなか上手くいっていない方は、求心力を身につけるためにも、上記で紹介したことを意識して、仕事に取り組んでみてはいかがだろうか。
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