仕事において注意力散漫になると、会社にとって様々なデメリットを生み出します。ミスをしやすくなったり予定を忘れてしまったりと、わかりやすい形もあれば、意外なデメリットにつながることもあるのです。
ですので、今回は注意力散漫な人に共通する点を挙げながら、その対処法についてみていきたいと思います。
目の前の事に集中できない
注意力散漫になる人は、目の前の仕事に集中できない状態にあると言えます。その理由はふたつあります。ひとつは疲れが溜まったりストレスが溜まっている場合ですが、もうひとつは他の事が気になってしかたがないという状態です。
一度は終えた仕事の結果が気になる、あるいはこれから難易度の高い厄介な仕事が入ってくるなどといった場合に注意力散漫になってしまいます。特に後者の場合は、どう取り組んでいけばよいのかを考え始めてしまうことによって、今の目の前の仕事にどうしても集中できなくなるという事態に陥ってしまうのです。
この対処法は、目の前のことだけに集中してしまうということです。いきなりそんなことできないという人は、まず仕事の優先順位を決めてそれに沿って一つずつ処理していくという方法を取っていくと良いでしょう。
段取りを考えすぎる
実は注意力散漫なタイプに、しっかりと予定を立ててきちんと仕事を進めていくタイプも多いです。先のことが気になりすぎて、目の前の仕事にじっくり取り組めないという状態になってしまうわけです。
集中力を高めようと目の前のことをひとまず脇に置こうとする意識が強く働き、やがて目の前の仕事に対する関心が薄まっていきます。そしてこのタイプに多いのは、意外にも完璧主義に近い人です。つまり、先のことをとるか目の前のことをとるか、二択になってしまい、その中道をとる、またはいかにして両立させるかには意識が向かないのです。
これについての対処法は、計画をぎちぎちに立てるのではなく、ある程度柔軟性を持った計画、どこかでミスが出ても良いようにアフターフォローもできるような意識を持って仕事に取り組んでいくのが良いでしょう。
目移りしやすい
新しい刺激に弱い人も、注意力散漫になりがちです。何かに取り組んでいる時に、誰かに中断されたとしたときに、その内容に意識が集中することにより、今まで行っていた仕事に対する意識がすっかりと飛んでしまうのです。進めていた仕事を再開するときには、もうその注意点をすっかり忘れてしまっています。
そういう人は、仕事に連続性を持たせることができないタイプと言え、仕事の品質を一定に保てないということになります。何か外部刺激があるたびに、それまで頭にあったことが飛んでしまうのです。
このような人が心がけたい対処法は、とにかく仕事の優先度を決めて、他の仕事はなるべく意識せず、目の前の仕事に全力を注ぐことです。そうすれば、他の仕事に意識が分散されることなく、しっかりと取り組むことができるようになるのです。
以上のように、注意力散漫な人には共通点とそれに対する対処法を紹介してきました。もちろん、それを自分で認識できているならば、自分自身でも対策を立てることは可能です。注意力散漫だなと感じたら上の対処法を実践して、しっかり目の前の仕事に集中していける人になっていきましょう。
注意力散漫・倦怠感などの症状は「身体からのSOS」かも
ストレスで心を壊してしまう前に“転職”を考えてみる
注意力散漫になる原因の一つとして、性格以外に「ストレス」という原因も挙げられる。
注意力散漫・倦怠感などといった身体からのSOSが出ている場合、気づかぬ内に多くのストレスを溜め込んでいるかもしれない。
ストレスが限界まで溜まってしまうと、いずれ「うつ病」「自律神経失調症」「胃がん」などの病に罹ってしまうこともある。
そのため、少しでも思考が働くうちに“転職活動”を始めてみることをオススメしたい。
転職活動を行うエネルギーが残っていない、転職をすることへの自信を喪失してしまう、長期間の休職によってキャリアに傷がつく……など、ストレスを放置することは、人生・キャリアにおいて非常にリスキーなことなのだ。
ストレスが限界値を突破する前に、まずは転職エージェントに自分のキャリアについて相談してみよう。
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