あらゆるビジネスシーンで必要になるのが、コミュニケーションです。そして、円滑なコミュニケーションを導くのは、褒め言葉。職場内、取引先との面談、パーティで会話している相手を上手に褒めることができれば、自然とコミュニケーションは向上します。
ここでは、「さしすせそ」の5つの褒め言葉と、その使い方を簡単に説明します。自分のビジネスシーンを思い浮かべながら読んでみてください。
ビジネスシーンでの「さしすせそ」とは?
「さしすせそ」というと、料理の際の調味料を思い浮かべる人が多いでしょう。それはあながち違ってはいません。というのも、「褒め言葉」は人間同士のコミュニケーションの「調味料」ようなもの。調味料を使いこなすとおいしい料理ができるように、褒め言葉を上手に使うことによって「おいしい人間関係」も築けるのです。さて、褒め言葉の「さしすせそ」ですが、次の5つのセリフがそれにあたります。
「さ」=「さすがです」
「し」=「知りませんでした」
「す」=「すごいですね」
「せ」=「センスありますね」
「そ」=「そうなんですか」「そうなんですね」
このように並べてみると、多くの人が「普段よく使う言葉ばかりだ」と感じるのではないでしょうか。そのとおり、日本人ならビジネスシーンに限らず、日常的に使うセリフばかりです。そこがポイント。つまり、ごく普通の言葉だからこそ自然に使え、褒め言葉として効果を発揮するのです。
「さしすせそ」の使い方
使い方については、特別な用法は何もありません。少しだけ例を挙げてみましょう。
「さすがです」
上司や先輩などの仕事ぶりを見たり、取引先の対応が迅速だったときには「さすが、先輩ですね」、「さすが○○様はお仕事がスピーディですね」といったように褒めるわけです。
「知りませんでした」
仕事に関する情報や、仕事以外の話題の中で、耳にしたことがないことがらに対して、「知りませんでした」と言うのも、使い方によっては褒め言葉になるでしょう。知識がない者がある者に「知りませんでした」と告げることによって、知識がある者が、精神的に優位に立つことができるからです。ただ「知りませんでした」だけでなく、「知りませんでした、課長の知識にはいつも驚かされます」という使い方をすると効果的でしょう。
「すごいですね」
上司や先輩、取引先が何かしらの自慢話をしたときには、「それはすごいですね」と褒めるのです。
「センスありますね」
これは、服装や仕事のスマートな進め方などに対する褒め言葉です。「課長のネクタイ、いつもセンスありますね。勉強になります」「先輩の企画書のレイアウト、センスありますね」といった使い方をします。
「そうなんですか」「そうなんですね」
これは相槌を打つときに使言葉です。軽い驚きのニュアンスを含めると、言葉が生きてきます。「へえ、そうなんですね。勉強になりました」というように使うといいでしょう。
以上、褒め言葉の「さしすせそ」を紹介しました。あなたも上手に使いこなして、ビジネスシーンでのコミュニケーションに生かしてください。
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