今回のテーマは、「競合の定義と競合分析を行う上での方法と手順」についてです。競合とは自社のライバル企業のことですが、辞書的な競合の定義と、競合には顕在化した競合と潜在的な競合がいることを記していきたいと考えます。また、方法と手順についてですが、競合分析を行う際に、もつべきフレームワークおよび具体的な分析の手順について紹介していきます。
1.競合の定義
競合の定義として、大辞林(三省堂)では、「①せりあうこと、②いくつかの事柄が事由が重なりあっていること」とされています。辞書では、競合はせりあうことであり、ポジティブでもネガティブでもない表現となっています。ライバル企業である競合と競い合っているがゆえに、市場が大きくなり、自社も含めて発展していくという見方もありますので、ライバルはよき友でもあります。
次に、競合は、現在自社が認識してライバル企業だけであるとは限りません。他の業種、他の業態から将来自社のライバル企業になって登場してくる潜在的な競合もいます。したがって、競合分析をおこなう際には、潜在的な競合についても分析すると、競合分析の完成度が高まります。
2.競合分析を行う上での方法と手順
次に、競合分析を行う上での方法と手順ですが、競合分析を行う際には、フレームワークの上で行うべきです。競合分析の体系が、分析精度を高めると考えられます。「3C分析」、すなわち、「市場・顧客(Customer)」「競合(Competitors)」「自社(Company)」の3つの主体に分け、分析していく方法が、簡便な分析手法として知らているため、まずはこれを試してみましょう。手順としては、公開情報を取得したうえで、公開情報によらないリサーチに進むのがよいでしょう。
以上が、競合の定義と競合分析を行う上での方法と手順です。商品を新たに開発する際に、こういったマーケティング活動は非常に大切なものとなります。しっかりとした分析を行い、他社に負けない商品を開発していきましょう。
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