話術に長けていると、場の雰囲気もわきあいあいとしたものになり、仕事もスムーズに進むものです。あまりにも内容がなく言葉に説得力のない話術はともかく、話術というものは信頼関係を作るのに貢献してくれるものですので、ビジネスマンとしては大事にした技術でしょう。そこで今回は「話術」を鍛えるために日頃から意識しておくべきポイントについて考えていきます。
1. 相手を見て話を聞く
相手がはじめかたあなたに興味を持ち、話を聞きたいと思ってくれているなら、話術がなくともあなたの方に伝えたいと言う気持がある限りコミュニケーションは成り立つでしょう。
しかし、いつもそういう有利な状況であるわけではなく、相手があなたについてさしたる興味もなく話を聞きたいと思っていない場合もたくさんあるわけです。日頃から他人のことを観察するようにしましょう。誰でも、自分に興味を持って話しかけてくれる人に悪印象を持ったりはしません。
話術というと、ひとりぺらぺら話すものと思いがちですが、コミュニケーションととらえるならば、相手にたくさん話をさせる方が話術の達人です。相手が何に興味を持っているのか。女性ならヘアスタイルが変わっていないか、熟年世代なら孫についてうれしそうに話していなかったか。よくみるとデスクにこっそりフィギュアがかざっていたりしないか。
相手の興味のポイントをみつけたら、そこに触れるましょう。相手が目を輝かせて話を始めたら、成功です。話術といっても、自分がたくさん話すのではなく、相手にたくさん話してもらうのです。たくさん話をした相手は、あなたのことを話術にたけていると感じることでしょう。実際はふんふんと相槌をうっていただけでも相手はそう感じるのです。
2. 興味のないことにも目を向ける
話術のキモは、テーマのチョイスにあります。少し、今流行っているドラマやアイドルについて触れただけで、場が大盛り上がりしたなどという経験はありませんか。日頃から興味のないようなことでも、一般的に流行っているようなことはチェックしておきましょう。
流行りのモノをいろいろと知っていると、あの人は話題が豊富だということになります。新聞を読むとき、飛ばしてしまう分野はありませんか。得意な分野や好きな分野を知っているのは当然ですが、是非興味のない分野にも目を通してください。普段、地域版に目を通すことのない人は、地域版を。家庭欄に目を通すことのない人は家庭欄を。そこには思いもよらない世界が広がっているはずです。
まとめ
「話術」を鍛えるために日ごとから意識しておくべきポイントを考えてみました。今回挙げたことはどちらもそう難しいことではありません。いうならば、「視点を変える」というようなことです。さらに言うなら、いつもと違う視点から人に興味を持つということかもしれません。ちょっとしたことで話術を鍛えてコミュニケーションの達人となりたいものです。
U-NOTEをフォローしておすすめ記事を購読しよう