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「本当にその常識はあってるの?」ゼロベース思考が実際に仕事に取り入れられている事例

yuki

2014/05/27(最終更新日:2014/05/27)


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by Matthew Fang
 ゼロベース思考という考え方を知っていますか。これはこれまでの常識や先入観に捉われず、まっさらな状態から物事を考えるという方法のことを指します。では、実際にどのようにビジネスシーンで「ゼロベース思考」は使われているのでしょうか。ここでは、ゼロベース思考が実際に仕事に取り入れられているのか事例を交えて見ていきましょう。

慣習や常識を疑う

 どの業界にも「セオリー」というものが存在します。この通りに行えば必ず利益が約束されるわけではないことは誰もが知っています。しかしゼロベース思考ではこれらの長い慣習や常識を疑うことからスタートします。

 これまで長く積み重ねてきたデータはもちろん重要ですが、時代が変わることで状況も変わります。例えば、これまではパソコンのデータを保存して人に渡すために、フロッピーディスク、MO、CD、DVD、USBメモリなどの様々な媒体を使用してきました。

 これがあるサーバーにデータを格納して自在に取り出す「クラウド」という方式が採用されることで、これまでは形を変えても売れ続けた「モノ」が売れないという時代になりつつあります。

 ゼロベース思考では、これまでの成功が形を変えながらも成功するとは限らない。このやり方を辞めたとしたら、どのような方法があるだろうかと考えることから始まります。

リスクを恐れずリターンを得るためには

 もちろん、私たちはこれまで様々な成功及び失敗事例に学びながらビジネスを行っている以上、新たなことを始めることはリスクが伴います。しかし成功を収めるとそこには競争相手のいない新境地が待っているため、大きなリターンを得ることが可能です。

 しかし、そこに多額の初期投資を要するようであれば、そのリスクに対応することは出来ません。ゼロベース思考は無計画、無鉄砲を推進するものではありません。新たなことを始めるうえでは「テスト期間を設ける」「なるべくコストを抑える」「問題点を洗い出す」ことに重点を置いて、リスクに対応できる体制を取った上でチャレンジすることが重要です。

 このように、ゼロベース思考にはリスクもありますが、ますます変化するこれからの時代には、「前例にならわない」考え方が求められます。


 ゼロベース思考を導入したい、興味があるという人は、上記のことを参考にしてみてください。

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