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メールで「取り急ぎご報告まで」は失礼?“取り急ぎ”の意味と正しい使い方

U-NOTE編集部

2018/08/21(最終更新日:2018/08/21)


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 ビジネスメールなどでよく目にする「取り急ぎご報告まで」は使い勝手のいい言い回しだが、使い方を誤ると失礼な表現になってしまうことも。

 本記事で「取り急ぎ」の意味や使い方について理解を深め、適切な言葉選びができるビジネスパーソンになろう。

そもそも「取り急ぎ」の意味とは?

本記事のまとめ

  • 「取り急ぎ」:緊急度を重視した簡潔な表現
  • 簡易的な表現であるため、目上の人に使う際には注意が必要
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 ビジネスシーンでは目にする機会の多い「取り急ぎ」だが、本来どのような意味があるのか十分に理解できていないという人も多いのではないだろうか。

 ここでは、「取り急ぎ」という言葉が持つ意味や、使用されるシーンについて解説していく。

取り急ぎは「とりあえず急ぎで」という意味で用いられる

 取り急ぎという言葉は、読んで字のごとく「とりあえず、急ぎで」という意味で用いられる。

 しかし、本当に急ぎの用件であったり、重要性の高い連絡を行なう際は、文書やメールではなく電話や訪問を選ぶべきだ。つまり、取り急ぎという言葉は、単純に時間が足りないからという意味で使われるわけではない。

「取り急ぎ」を使用するシーン

 もちろん、急いでいるからこそ、メールで素早く伝えるというケースもあるだろう。

 ビジネスシーンにおいては、可能な限り丁寧な文章でのコミュニケーションが求められる。

 しかし、担当者に「スピード優先」で連絡しておいた方がスムーズに仕事が進むという場面もあるだろう。

 そういった緊急性の高い状況において、丁寧すぎるメールを打つあまり先方の仕事に影響を与えるということになっては本末転倒だ。

 そのような、諸々の挨拶や説明を省き、ひとまず要点のみ連絡しようとするときに「取り急ぎ」という言葉が使われるのだ。

 「他にもお伝えしたいことが沢山ありますが、ひとまずはこの連絡でご報告したいことだけお伝えします」という趣旨である以上、多くの内容が盛り込まれている長い文章の文末で使われる言葉ではないことは明らかだ。

「取り急ぎ」の意味と正しい使用場面

  • 取り急ぎは「とりあえず急ぎで」という意味
  • 丁寧さよりも“緊急度”を重視した、簡潔な連絡をする場面において適切

「取り急ぎ」は伝える相手によって配慮すべき言葉

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 上記で説明した通り、挨拶や説明を省く「取り急ぎご報告まで」という連絡はビジネスをする上で必要な場面が数多くある。

 しかし、「取り急ぎご報告まで」という言葉を使用する際には注意すべき点がある。

「取り急ぎご報告まで」のような省略言葉を使う際は注意が必要

 なぜ「取り急ぎご報告まで」などのような言葉を使うときに注意が必要かというと、「ご報告まで」などのような省略言葉を使われることを快く思わない人がいるためだ。

 上司や目上の人に対して緊急の連絡をする際は、下記のように最後まで書ききってほしい。

上司や目上の人に緊急な連絡をする際の表現

  • 「以上、取り急ぎご報告申し上げます」
  • 「取り急ぎご報告いたしますが、後程改めてご連絡いたしますのでよろしくお願いいたします」
  • 「要件のみのご報告で大変恐縮ですが、何卒よろしくお取り計らい願います」

 「取り急ぎご報告まで」は、ひとまず必要事項のみ報告したい場合など、これといった結びの言葉が見当たらないときに収まりのいい言葉である。

 しかし、本記事で説明した通り、使う相手によっては注意すべき点がある。

 「取り急ぎご報告まで」は、使うべきタイミングや送る相手に配慮しつつ、適切に使用することを心がけよう。

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