日々、さまざまな仕事をしていく中で、時として上司から受けた指示に納得いかない、ということも起こるでしょう。納得いかない指示にそのまま従うというのは考えものです。指示が適切でなかった場合など、上司に言われるまま仕事を遂行し、結果、成果物が却下されてしまうということも起こりかねません。仕事をそうした徒労に終わらせないためには、納得いかない指示に適切に対処する必要があります。ここでは2種類の対処法を紹介します。
一度頭の中で整理してから論理的に反論する
上司からの指示に納得いかない場合、してはいけないのは、その場で反論することです。上司から「こうしなさい」と言われ、「お言葉ですが、そのご指示は適切でないように思います。納得いきません」と答えたのでは、上司は感情的になるばかりではないでしょうか。その場では一度受け取ったことにして、その後上司からの指示で納得いかないところについて、頭の中できちんと整理しましょう。整理して、論理的な反論方法を考えた上で、上司のところへ行って、その説明をします。なるべく感情よりも理性を優先することがポイントです。
指示通りに仕事を始めてから不都合な点を報告・相談する
もう1つの対処法は、指示通り仕事を始め、進めるうちに生じた不都合な点を上司に報告、相談することで、指示の変更を導く方法です。とりあえず指示の通りに仕事を進めて、その中で不都合や不合理な点が明らかになったら、そこで初めて上司に申し出ましょう。「実際にこういうことが起きています」と報告し、「変更したほうがよろしくはないでしょうか」と相談を持ちかける。そのことによって、指示の変更を導くという対処法です。納得いかない指示でも、実際に仕事をしてみたら、何も不都合は生じず任務を遂行できた、という場合もあります。やってみて、感情ではなく、本当にダメだとわかった時点で報告をすることで、場が丸く収まります。
上司の指示に歯向かうことは、コミュニケーションを悪くしてしまう要因になります。まずは自分の中で整理し、感情的にならないようにすることがポイントです。
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