判断をするスピードは、時にビジネスにおいて成功の可否を分ける非常に大切な項目です。判断力が無いということはビジネスシーンにおいて大きな欠陥となります。ここでは、判断力が無い人に見られる共通した特徴を紹介するとともに、そこから脱却するためのヒントについて述べていきます。
判断力の欠如は責任感の欠如
決断という字をよく観てみますと、「決めて、断つ」と書くことに気がつきます。時に決断するということは、何かを捨てることにもなるのです。そして、判断力が無い人にとって「捨てる」という行為に踏み切るのは、非常に勇気のいることなのでしょう。いつかどこかで誰かが決断をしなくては成らないのです。
判断力に乏しい人には「責任を負いたくない」といった気持ちがあります。判断するということは、それによって生じる結果に対して責任を持つことと同義です。判断力が無い人は、その結果がどのようなものになるのかが分からず、そして不安だからこそ意思決定ができなくなってしまうのです。あなた自身のことではなく、身の回りに「なかなかエンジンがかからない」といって仕事をサボる人はいませんか。そんな人も判断力が無い人種に入ります。周りの環境に追い立てられないと、「頑張る」という決定ができないからです。
判断力が無い人の時間の使い方
では、判断力が乏しいとどのような時間の使い方になっていくのかを考えてみましょう。ぎりぎりまで意思決定が出来ないため、常にやることは後手に回ってしまいます。前もって問題解決をするような自発性も発揮しづらいので、すでに生じた問題に対しての火消し活動に時間を費やすことになります。
ストレスや「やらされている感」が募っていき、最終的には不平不満を発散するために娯楽に走る可能性もあります。このように判断力が無い人の時間の使い方は非常に流動的で、目標達成や本当に大切なことのために費やせる時間がわずかしかありません。そのような状況では、長期的にみて人生が良い方向に向かうとは到底思えませんし、実際に公私共に成功することはできないでしょう。
自分の人生に責任を持つこと、これが社会人として果たすべき最初の責任であるはずなのに、それを忘れてしまっています。そうした人たちが判断力を失っていくのです。
判断力が無いと考えられる人は、上記のことを参考にして判断力が無いということを自覚し、それから脱却していけるように努めましょう。
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