近年、ビジネススキルよりも“ヒューマンスキル”を重視する企業が増えている。
役職が上がるほどに、ヒューマンスキルが必要となるからだ。
では、企業はどんな点を評価してヒューマンスキルを見極めているのだろうか?
今回は、企業から評価される5つのヒューマンスキルとヒューマンスキルを向上させる方法について紹介していきたい。
企業から評価される「5つのヒューマンスキル」
ヒューマンスキルは、以下に挙げる5つの項目から評価される。
ヒューマンスキル①:ヒアリング
相手の話を聴き、話を理解することができる能力。
ヒューマンスキル②:ロジカルシンキング
物事を論理的思考に基づいて考えていくことができる能力。
ヒューマンスキル③:説得・交渉力
異なる意見、対立する意見などを上手に合わせて、円滑かつ効率的に仕事を進める能力。
ヒューマンスキル④:リーダーシップ
部署の人間、チームのメンバーをまとめる能力。
メンバーに示すビジョンを明確にして、背中を見せることによって人を率いていくことができる能力。
ヒューマンスキル⑤:向上心
常に現状維持に甘んじることなく、より良いものを目指す。改善を習慣化できる能力。
5つの階段でステップアップするヒューマンスキル
これら5つの項目を企業は見ているとされているが、見られる側、評価される側は何に気をつけるべきなのだろうか?
また、どいすれば5つの能力を身につけ、向上することができるにだろうか?
次はヒューマンスキル向上に必要な考え方と、ヒューマンスキル向上におけるファーストステップについて解説したい。
ヒューマンスキルの向上は「人間的成長」
ビジネススキルとは異なり、「人間性」に深く関わるヒューマンスキル。
ヒューマンスキル向上は、いわば「人間的成長」なのだ。
ヒューマンスキル向上を「人間の成長と同じもの」であると考えると、どのようにして前項の5つの項目の能力を伸ばしていけばよいのかが明確になる。
「自己の内面に関わる能力」を下地にヒューマンスキルを向上させる
1〜5のヒューマンスキルは、数字の順番に伸びていくと考えられる。
ヒューマンスキルの「ヒアリング」「ロジカルシンキング」に関しては自己の内面に関わる能力だ。
一方で「説得・交渉力」「リーダーシップ」「向上心」は、対外的な能力となっている。
これらを踏まえると、ヒューマンスキルとは自己成長なくしては身につかないものであると考えられるのだ。
ヒューマンスキル向上のファーストステップは「ヒアリング」
対外的な能力は「内面のベース」なくしては身につかない。そのため、ヒューマンスキルを向上させる最初のステップは「ヒアリング」となる。
ヒアリング能力は新社会人でもベテラン社員でも、どんな業界業種でもさまざまな場面で求められるスキルだ。
ヒューマンスキル向上を目指すためには、まずは「傾聴すること」を意識してみよう。
「人の話をきちんと最後まで聞いて、しっかりと理解する」という基本的なことでも、ビジネスシーンで実践できれば上司からも一目置かれるはずだ。
最近、重要視されている「ヒューマンスキル」について、スキルを向上するための方法とともに紹介してきた。
本記事を参考にヒューマンスキルを磨いて、人間的にもビジネスマンとしても成長してほしい。
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