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【ペンディングの意味】正しい言葉の使い方&ペンディング事項の処理方法

U-NOTE編集部

2018/06/25(最終更新日:2018/06/25)


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【ペンディングの意味】正しい言葉の使い方&ペンディング事項の処理方法 1番目の画像

 ビジネスシーンで耳にするカタカナ言葉の一つ「ペンディング」。

 今回はペンディングの意味と、ペンディングという言葉を使うシーンから使い方まで紹介していきたい。

ペンディングとは?

 まずは「ペンディング」がどういう意味なのかを解説していこう。

ペンディング:「先送り・保留」という意味

   「ペンディング(pending)」を英語で直訳すると「物が宙にブラブラした状態」「ぶら下がっている」という意味。

 「pending」が「宙ぶらりな状態」から「不安定、未決定」へと意味を変えて使われるようになり、日本でもカタカナ語として「ペンディング」が浸透したようだ。

ビジネスシーンにおける「ペンディング」の意味

 とくにIT・Web業界で使われることの多い単語「ペンディング」は、「先送り、保留」という意味で用いられる。

 ビジネスシーンにおいては「未解決のまま保留しておく」「一旦保留しておく」という意味合いで使われることが多い。

 また、シーンによっては「ペンディング事項」という言い方をする場合もある。

 保留されている事項を表しており、「ペンディング」という単語を名詞として表現する際に用いられる。

「ペンディング事項」の使用例

  • ペンディング事項の確認ミーティング
  • 前回の会議でのペンディング事項について話し合う

「先送り」ではなく「ペンディング」を使う理由とは?

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 「先送り、保留」などと、その状態を明確に表す日本語があるにも関わらず「ペンディング」というカタカナ語を使うのは何故なのだろうか?

ビジネスシーンで「ペンディング」という単語を使う理由

 ビジネスシーンで「ペンディング」を使う理由は、簡単にいってしまえば「“先送り、保留”よりも“ペンディング”のほうが語感が良いから」

 「先送りにしましょう」「その件は保留しておりまして……」というよりも、「ペンディングしましょう」「その件はペンディングしておりました……」などと伝えたほうが幾分やわらかい印象になるように感じる。

 また、「先送り、保留」といった言葉よりも「ペンディング」のほうが、いずれは着手・解決するというニュアンスを伝えやすい。

 ビジネスシーンで「先送り、保留」ではなく「ペンディング」を使う理由は、非常に感覚的なものだ。

 IT・Web業界の取引先と話をする際は、向こうの口調や言葉選びのクセに合わせて「ペンディング」と「保留」を使い分けてみるといいだろう。

「ペンディング」の使い方に関する注意点

  • 意味をきちんと理解しないまま「ペンディング」という言葉を多用しない
  • 「再検討を前提」「保留状態にしつつ、流す」など、人によってペンディングの言葉に含まれるニュアンスが異なる

「ペンディング」を使う場面・例文

 「ペンディング」は実際にどのようなシーンで使われるのだろうか?

 ペンディングを使う場面と例文について見ていこう。

「ペンディング」を使う場面とは?

 「ペンディング」という単語を使う場面は、基本的に良い状況ではない。

 なぜなら、本当に良い企画や業績を伸ばせそうな案なら先送りにする理由がないからだ。

 ペンディング事項に送られたプロジェクトや新製品は、何かしらの問題を持っているものとして認識される。

 つまり、何かしらの問題点やボトルネックがあって、プロジェクトや仕事内容を先送りする際に「ペンディング」という単語を使うのだ。

「ペンディング」を含んだ例文

  • 今回はペンディングして、次の会議の冒頭で是非を話しましょう
  • この件は一度ペンディングにします
  • 1ヶ月前のミーティングからペンディングしたままです

ペンディングした事項の処理方法

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 業務においてペンディングをすることがあった場合、次の2点に注意して処理しよう。

ペンディング事項の処理①:ペンディングされる事項の共通点を理解しておく

 ペンディング事項に入れられる企画や新製品には、共通した特徴がある。

 その特徴とは、「会社にとってプラスになるかマイナスになるか分からない」ということだ。

 上記の点さえわかれば、ペンディング事項は自然となくなっていく。

ペンディング事項の処理②:一定期間を過ぎたら否決処理する

 ペンディング事項に入れても、定期的に市場調査や競合の調査などをする場合もあるだろう。その場合、調査するのに時間的・人的コストがかかってしまうのだ。

 上記のように定期的な調査が必要なペンディング事項は、全体的に見れば金の卵になる可能性は少なく、持てば持つほど負担となるケースが多い。

 会議で何度話し合っても結論できなかったものや、一定期間話のテーマにすら挙げられなかったものは否決されたものとして処理することを心がけよう。


 ペンディングの意味と、ペンディングという言葉を使うシーンから使い方まで紹介してきた。

 IT・Web業界ではペンディングのようなカタカナ語をよく使うが、使う場面などを考慮しなければ悪い印象を与えかねない。

 とはいえ基礎的なカタカナ語の意味は、業界人の常識として備えておくべきだ。

 ぜひ本記事を参考に、正しく「ペンディング」という言葉の意味を理解してもらいたい。


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