自分の仕事を振り返って自己評価をする時、どうにも評価が低い…と思い悩む場合、どのような原因が考えられるのでしょうか。どのように評価するかにもよりますが、その見方は色々とあります。
自分の評価を下す基準が、どこにあるのかが一つのポイントとなるでしょう。それに照らし合わせて考えるわけですが、その基準が果たしてどの程度のレベルにあるのかも、考慮しなければなりません。ここでは、自己評価が低い理由として考えられる原因を考えていきたいと思います。
1. あまりにも高い目標を持っている
自己評価が低いと言っても、その基準とするものが、あまりにも高いものであれば、当然のことながら自己評価は低くなりがちです。完璧を目指している人であれば、なかなか及第点はつけられないでしょう。
これは自分に厳しいと一言で言ってしまえば、それまでです。向上心につながるのであれば良いかもしれませんが、やる気を失ってしまう可能性の方が高いと言えるので、あまり良くありません。完璧主義者によく見られるのは、理想と現実とのギャップに悩み、落ち込んでしまうこと。あまりにも高い目標を掲げるのも、考えものです。
2. 結果を気にしすぎる
仕事は結果が全てという考え方もありますが、実際に大切なことは、その過程にあります。何を学び、どんな成長が期待できるのか、そこに評価するポイントがあるのですが、本人としてみれば、自分のことはわからないもの。
そこで必然的に自己評価の対象は、仕事の結果ということになってしまうのです。けれども、成長過程の結果は、それほど気にする事ではありません。その結果にばかり意識が向いてしまい、仕事の過程において学ぶべき事に目が向かなくなるのは残念と言えるでしょう。自己評価が低い人は往々にして、その傾向があるのです。
3. 人と比較する
他の人と比較して、相対的な評価を下すというケースもあります。たとえば同期の者が高い評価を受けていて、自分がそうでないとなると、自己評価が低いものになってしまうでしょう。比較対象の人がたまたま、優秀であったならば、本人は決して能力的に劣っているわけではないとしても、自分では納得ができないもの。この場合も、自信を失う危険性があります。
以上のように、自己評価が低いとしても、実際の評価が低いというケースは、あまりありません。ただ、比較対象としているものが間違っているだけと言えるでしょう。もちろん、本人はそれに気づかないため、自分の能力が低いと勘違いをしてしまうのです。そして、それが、低い自己評価に繋がってしまいます。
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