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駄作で金をもらってこそ本当のプロ!仕事の効率を上げるための「上手な手抜き術」

Shingo Hirono

2014/05/19(最終更新日:2014/05/19)


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by Federalreserve
 「仕事に手抜きは許されない。それはビジネスマンの常識」と考えている人が多いのではではないでしょうか。しかし、それは建前。本音では誰しも、「時には手抜きしたい」と思うでしょうし、実際に手抜きすることもあるはずです。

 実は、「デキるビジネスマン」はみな、「手抜き上手」なもの。というのも、すべての仕事に100%の力で取り込むのは、人間である以上不可能です。それを強く意識しすぎると、仕事に無理が生じ、かえって効率が悪くなってしまいます。

 ですから、時には手抜きも必要。ただし、程のよさが肝心です。過度な手抜きは大きなマイナスを生じさせてしまうでしょう。ここでは「デキるビジネスマン」の上手な手抜き術を紹介します。

仕事の仕分けをして、手抜きが許される仕事を選ぶ

 「手抜きには程の良さが必要」とは言いましたが、手抜きが許されない仕事も存在します。たとえば、大事な商談の際に少しでも手抜きしてしまうと、自分にとってのみならず、部署にとって、さらには会社にとって重大な損失を生じさせかねません。大きなプレゼンや、自分が仕切る会議、あるいは細心な注意が必要な、危険を伴う作業なども、手抜きの許されない仕事でしょう。ですから、それらは100%の力を出して対応すべきです。

 一方、そうではない仕事もあるでしょう。100%の集中力がなくてもこなせる仕事です。多くはルーティンワークになるでしょうが、他にも例えば、歓送迎会や忘年会などの幹事の仕事もそれにあたるでしょう。より良い仕事にすることは大切ですが、それらにはそもそも「満点」はないのですから、程よい手抜きは十分可能なのです。

「70点でOK」という意識を持つ

 そうして選ばれた「手抜き可」の仕事については、「70点でOK」という意識を持って取り組むといいでしょう。最初から目標を低く設定するのです。仕事によっては60点でも問題ない、というものもあるはずです。そのように低い目標を持つと、それだけで気持ちがかなり楽になります。少々、雑な仕事になっても構いません。細部にあまり囚われることなく、仕事全体での及第点を目指してください。

 コツは、ある時間だけ集中して仕事の量をこなし、ほかの時間は気持ちを少し弛緩させて、「大きなミスだけ注意すればいいや」といった意識で仕事を進めること。緩急をつけることによって、仕事の質は自然に高まるのです。

 つまり「許されないミス」を避け、「許されるミス」については自分に寛容になること。許されるミスは、あとで修正することが十分可能です。そこに囚われて、仕事の効率を落としてしまうのは、上手な仕事術とは言えません。


 要するに、仕事の「肝」をしっかり把握することで、上手な手抜きができるのです。デキるビジネスマンが手抜き上手なのは、つまり、自分の仕事について、その全体像と個々の仕事の重要度をきちんと理解しているからと言えるでしょう。

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