「あの人は頼みごとをしても嫌な顔をしない」「あの人に任せてしまおう」。そういったことを言われながら、雑務を押し付けられ、自分の仕事に手が回らなくなってしまった、という経験はないでしょうか?もし、そういう経験がある人は、職場においていわゆる「いい人」、便利屋さんになっている恐れがあります。
周りの人からすれば、本当に助かる良い人なのかもしれませんが、自分の人生を他人に左右されてまで、あなたは「いい人」を続けられる覚悟があるでしょうか?そこで今回は簡単に「いい人」をやめる方法を紹介します。
予定をかっちり組んでいると「ノー」が簡単に言える
頼まれごとを言われると「頼られているな」と嬉しく思える人もいれば、「今、忙しいのに…」と忌々しく思う人もいるでしょう。しかし問題なのは、「いい人」の心理で「多少、自分が犠牲になるくらいならいいや」や「断って人間関係が崩れるくらいなら、嫌な気持ちを飲み込もう」といった結論を出し、諦めモードになることです。そんなことを言われても、「断ることのほうがよっぽどストレスなんだ」と思うかもしれません。
しかし、それはあなたが大きな見落としているだけです。例えば、定時を迎えたオフィス。あなたは今日中にやらなければならないタスクを追え、帰宅の準備を始めます。そんなところに同僚が現れ、「自分の仕事が終わらないから手伝ってほしい…」と言ってきます。極端かもしれませんが、もしあなたが保育園に子どもを待たせている親だとしたらどうでしょうか。簡単に優先順位を決めることができ、はっきりと、そしてストレスなく「ノー」と言えるはずです。
このように簡単にイエスといってしまう人は、しっかりとした優先順位を持っていない傾向にあります。そのような人は、毎日予定をしっかり立てることをオススメします。そうすることによって、断る理由が明確になるため、判断の際に迷いがなくなるでしょう。
他人にノーということは、自分にイエスということと同じ
また、他人をお願いを断ったことで「罪悪感」に苛まれてしまう人がいます。そんな思いをするくらいなら「いい人」でい続けよう、と思ってしまうのです。そういった思考の癖を抜け出す方法を説明します。それは、自分にとって大切なことは何なのか、を明確にすることです。他人の急なお願いに左右されるということは、自分の中に「これがしたい!」という軸がしっかり通っていないのかもしれません。
きっぱりと、それでいて自分も相手も気持ちよく「ノー」というためには、自分の価値観を明確にしておくと良いでしょう。それができるための簡単な導きとして、自己分析を行っておくことをオススメします。
就職活動などでよく行われていますが、自己分析はいつどんなときでも自分を客観視するために有効です。自分が何を尊重したいのかを知り、「いい人」から「自立した人」にステップアップしましょう。
以上、簡単に「いい人」をやめる方法を紹介してきました。適度な「いい人」は、周りからの評価も得られますし、良い人間関係を構築するためには、有効かもしれません。しかし、「いい人」過ぎるのは自分のためになりませんので、早めに脱却することをオススメします。
U-NOTEをフォローしておすすめ記事を購読しよう