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自分を\"ワンランクアップ\"させるための仕事術!能動的なサポートで「いい人」をアピールする方法

Shingo Hirono

2014/05/17(最終更新日:2014/05/17)


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by erwinsoo
 仕事において「いい人」というのは、職場内で同僚などから利用され、本人は損を被ることが多いもの。ですから、「いい人」というのは必ずしも褒め言葉ではありません。

 しかし、それを上手に自己演出することで、人間関係においてアドバンテージを得て、キャリアアップにつなげることも出来るのです。ビジネスマンとして、自分をワンランクアップさせるための仕事術のひとつが、「いい人のアピール」と言っていいでしょう。ではどのようにアピールすればいいのでしょうか。

受動的ではなく能動的にサポートする

 いわゆる「いい人」は、同僚などから頼まれた仕事や任務などを引き受けて、そのため自分の仕事にマイナスが生じてしまうことが少なくありません。それはそのサポートが、受動的にするものだからです。イニシアティブは相手にあり、その依頼を受動的に受け入れるから、結果としてマイナスになるのでしょう。

 ですから、「仕事術」として「いい人」をアピールするには、受動的ではなく能動的に、同僚などをサポートすればいいのです。相手から頼まれるのではなく、自分からサポートを申し出る。

 その代わり、もし相手からサポートを依頼されたとしても、自分の仕事に余裕がないときは、はっきり断る。「悪い。今どうしても手が離せない仕事があるんだ」や「締め切りが迫っている仕事があって、役に立てそうもない」と、そこは割り切って対応するのです。

 他のシーンで能動的にサポートし、「いい人」をアピールしておけば、そのように断っても、相手からの評価が下がることはありません。これが「術」なのです。

小さなサポートを、上手なタイミングで

 基本は、自分の仕事やスケジュールに余裕があるときにサポートする、ということ。たとえば、自分が定時で退社するとき、同僚が一生懸命仕事をしているとしましょう。残業必至の状況です。同僚の顔には焦りの色が濃く出ています。

 もし、退社後に何も予定がなかったなら、その同僚に「よかったら手伝おうか?1時間ぐらいなら付き合えるよ」と申し出るのです。同僚は、きっと感謝することでしょう。そして、同僚の仕事を手助けするのですが、ポイントは最初に「1時間ぐらいなら」と断っているところ。ですから、深夜まで付き合って、翌日の仕事に影響を及ぼしてしまうようなことにはなりません。

 1時間だけ手伝って、「悪いけど、これで」と退社すればいいのです。同僚にとってその1時間のサポートが、どれほどありがたく感じられるか。こちらにとっては人の仕事を1時間手伝うだけなのですから、大した労力ではありません。小さな労力で大きなアピールをする。これも「術」です。


 こうしたアピールは、その本人から「いい人」と思われるばかりでなく、それを見ている上司からも「彼はいい人だ」という評価を得ることができます。キャリアアップにもつながる、というのはそのためなのです。繰り返しますが、ポイントは「小さな能動的サポート」、ぜひ参考にして下さい。

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