職場での業務上のミスは誰でも起こしてしまうものです。ミスの種類にもよりますが、ケアレスミスなどは、うっかりとした時におきやすいミスです。このようなミスであれば、入力時によく注意したり、自分でさっと見直しをするようにすれば防ぐことができます。
しかし、思い込みによるミスというのは、自分で間違えていることにすら気がつかないものですので、長期間によってそのミスが発見されないまま、ミスの上にミスが重なってしまうようなリスクがあります。このようなリスクを防ぐためにも、思い込みによるミスの対策を考える必要があるのです。
仕事に慣れてきたときに出やすい思い込みによるミス
思い込みによるミスは、仕事にある程度なれ、自分の仕事に自信を持ち始めた時などに起こりやすくなります。仕事に不慣れな時というのは、自分の仕事に自信がありませんので、処理や作業が終わった後なども、自分で再チェックを行うことが習慣となっています。
しかし、何度も行っているうちに、当然のことながらミスは少なくなりますので、処理後のチェック体制が甘くなるわけです。慣れている仕事を行ったのだから、ミスなど起こるはずがないとあなた自身も、そして周囲の人間も考えるようになります。こういった状況になると、以前であればあなたのミスに気がついてくれた上司もチェック体制にゆるみが生じていますので、たとえミスをしていてもそのまま放置されてしまうことになるのです。
業務にそれほど影響のないようなミスであればよいのですが、大体の場合は、時間がたってしまってから、思いもかけないところから、ミスが発覚してしまうものです。取れる対策としては、仕事にたとえ慣れても再チェックの方法を変えないことです。この部分は絶対に間違えないと思う場所でも、人間の行うことですので、ミスが発生する可能性は十分にあります。チェックの速度が速くなることはかまいませんが、チェックを省略するようなことはしてはいけないのです。
勝手に解釈をしていることがあることを認識する
一つの仕事を頼まれたとしても、周囲にそれとなく確認を行うことは大切です。仕事に慣れてくると、上司に依頼された業務内容などについて、内容を深く聞くのは申し訳ないという気持ちから、自分で勝手に解釈し業務を進めてしまうことなどがあります。
しかし、これは、勝手な思い込みで業務を進めてしまう危険があるため絶対にやめましょう。慣れている仕事でも、業務の基本となる情報、納期や内容、詳細などはきちんと確認することが必要です。
以上のように、思い込みによるミスというのは、仕事に慣れてきて多少の心の余裕ができてきた時に、生まれるものです。ですので、日頃からしっかり見直す癖をつけ、ルーチン化した仕事もどこかでミスが無いか注意を払うようにしましょう。
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