新入社員も徐々に仕事に慣れ始め、また社会人として生きることの厳しさに直面する季節になりましたが、最近「指示待ち族」という言葉を耳にしたことはありませんか。主に若手社員を揶揄するために言われる言葉ですが、もしかしたらあなたも上司からそう思われているかもしれません。
自分自身を振り返る良い機会になると思いますので、今回は「指示待ち族」の意味やその実態について紹介していきます。
"仰天"指示待ち族エピソード
「モンスターペアレント」という言葉が出てきてしばらくになりますが、最近メディアでは信じられないような行動をとる人種のことを「モンスター○○」と表現するのが流行りになってきているようで、今回取り上げる指示待ち族もある意味「モンスター社員」と言えるでしょう。
例えば、「言われていた仕事が全部終わったから帰っていいですか?」と上司に言ってくる社員や、「頼まれていたタスクが終わったので、自席でずっと待機していました」と悪びれることなく話す社員。これらは指示待ち族の極端な事例、いうなれば彼らの末路ともいうべき姿です。読んで字のごとく、指示待ち族とは「誰かから指示を出されないと動かない・動けない人」のことを言います。
どんな人が指示待ち族になるのか
ここまで読んであなたは、自分には指示待ち族になってしまうような傾向があるのか、気になりませんか。では、こういった行動をとってしまう人の共通点とはなんなのでしょう。それはずばり、「自主性の欠如」です。
主体的に何かをすることができない、動機・意思が弱い人は指示待ち族になる危険信号が出ています。そういった人たちは「自分で責任をとりたくない」と思っていることが多く、ミスをしても誰かがカバーしてくれるような安心できる環境でないと動こうとしないのです。
ですので誰かから指示をされたことはやりますが、結局のところそれは、失敗しても指示を出した人に最終的な責任を転嫁できるという安心マットがあるからです。また、指示待ち族は「未知」のものに対して拒否反応を示しやすく、自己成長に対してもあまり関心がありません。小さい頃から誰かの決められた通りに生きてきた、なんて人は指示待ち族適性がバツグンですので気をつけたほうがよいでしょう。
いかがでしたでしょうか、これを読んで自分にあてはまることが多いと感じた人や、まわりにこんな人がいると驚いたかたもいらっしゃることでしょう。やはり指示待ち族が増殖してしまうと「成長」がストップしてしまいます。彼らとは対局にいる「リーダーシップをとる人」が増えていくことが、社会的には理想の姿になります。ですので、「指示待ち族」には気をつけリーダーシップを取れる人間になれるよう頑張っていきましょう。
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