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シーンに合わせた使い分けが大切!覚えておきたいお辞儀の角度

Takeshi Sugiuchi

2014/05/18(最終更新日:2014/05/18)


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シーンに合わせた使い分けが大切!覚えておきたいお辞儀の角度 1番目の画像
by Takashi(aes256)
 ビジネスマンには頭を下げなければいけない場面が多々あります。正しいお辞儀のマナーを身に着けて、ビジネスで恥をかかないように備えておきましょう。今回は、ビジネスシーン別の正しいお辞儀の角度と手の位置について解説します。

日常的な挨拶は15度

 通常業務中など、日常的なシーンで用いられるお辞儀が「会釈」です。会釈は最も軽いお辞儀であり、相手に対する敬意はほとんどありません。使用されるのは部下や同僚等、上下関係のないごく親しい立場の人間に限られます。ただし、目上の人であっても、道ですれ違う時など正式なあいさつをするとかえって相手に手間を取らせてしまうような場合は、簡略化しても問題ありません。

 会釈の時に下げる頭の角度は15度が理想とされています。上半身を軽く傾ける程度で十分なので、ごく短い時間であいさつを済ませることができます。会釈はごく軽い挨拶なるので、日常的なあいさつで使用する以外にはあまり使用しないでください。

平均的な敬意を示す場合は30度

 平均的な敬意を示すためのお辞儀を「敬礼」といいます。敬礼は最も一般的な敬意を示すレベルのお辞儀であり、一般的にはお辞儀といえば敬礼のことを指します。

 敬礼で上体を倒す角度は、30度が理想的です。ゆっくりと頭を下げて、30度に傾いたところで一時停止してください。しっかり体の動きを止めずにすぐに頭を上げてしまうと、ぴょこぴょこと上体のみが前後してしまうことになり、非常にみっともないお辞儀になってしまいます。

 お辞儀の動作は、ゆっくりと動かしてからきっちり止めることが重要になります。動作に入る前の視線はしっかりと相手に向けておき、頭を下げるのと同時にゆっくりと目線を下に動かしていきましょう。頭を下げているのに目線を相手に固定したままにしていると、相手を見上げるようなおかしな視線になってしまいます。目を合わせるのはお辞儀に入る前のみで十分なので、いつまでも相手揉み続けるようなことはしないでください。

もっとも敬意を示したい場合は45度

 最大級の敬意を示すために用いられるお辞儀が「最敬礼」です。最敬礼はお辞儀の中でも最高の敬意を示すためのものであり、特別な相手にのみつかわれるお辞儀です。

 最敬礼で下げる頭の角度は45度。なかなかの急角度であり、腹筋背筋の弱い人だと姿勢を保つだけで一苦労になる角度です。最敬礼はもっとも敬意を表現できるお辞儀ですが、むやみやたらに最敬礼であいさつしてしまうと、最敬礼の持つ敬意を損なうことになってしまいます。最敬礼であいさつするのは特別な場合のみにとどめ、その他の場合は敬礼や会釈で対応するのが正しいマナーです。


 角度ひとつでお辞儀に含まれる敬意は大きく変わります。お辞儀の種類別の正しい角度を覚えて、正しいお辞儀をしてください。

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