就活時や、社会人になって初めて自分でネクタイを締める人もいるのではないでしょうか。
学生の頃は、結ばれている状態で固定されていたネクタイを使っていた人も、社会人になるからには自分で結べるようになりたいと思う人も多いでしょう。
本記事では、正しいネクタイの締め方やネクタイの締め方の種類をご紹介します。
- とりあえず知っておきたい、正しいネクタイの締め方
- ネクタイの締め方の種類
- ビジネスシーンで知っておきたいマナー違反になるネクタイの締め方
とりあえず知っておきたい、正しいネクタイの締め方(結び方)
「ネクタイの正しい締め方がわからない」と思っている人もいるのではないでしょうか。
ネクタイの締め方の種類が多すぎて困惑している人もいるでしょう。
まずは、これだけは知っておきたい正しいネクタイの締め方の基礎をご紹介します。
プレーンノットができれば基本はOK
ネクタイが結べなくて困っている人は、まずは「プレーンノット」をマスターしましょう。
「プレーンノットってなんだろう」と思っている人もいるでしょう。まずは、プレーンノットとは何かについてご紹介します。
プレーンノットとは、ネクタイの締め方のひとつで、1番簡単な結び方です。
「会社の人に簡単な結び方しかできないのかと思われると恥ずかしい」と思った人もいるのではないでしょうか。今では、大抵の人がプレーンノットでネクタイを結んでいるので安心してくださいね。
プレーンノットは、結ぶのが簡単なだけではなく、ネクタイを傷めにくい結び方なので一石二鳥の結び方です。
プレーンノットでのネクタイの締め方
ネクタイの締め方を調べると、ネクタイの専門用語が出てきて苦戦してしまった人もいるのではないでしょうか。
基本中の基本の結び方でありながら人気のプレーンノットの結び方をご紹介する前に、簡単にネクタイの各部の名前をご紹介します。
プレーンノットの「ノット」は「結び目」という意味を持っています。そのため、ネクタイの結び方の名前は、〇〇ノットとなっているのがほとんどです。
また、「大剣(たいけん)」「小剣(しょうけん)」というネクタイ特有の言葉に戸惑ったことがある人もいるのではないでしょうか。
大剣とは、ネクタイの太いほうの剣先のことで、小剣はネクタイの細いほうの剣先のことです。大剣は「ブレイド」、小剣は「スモールチップ」ともいいます。
また、ネクタイの裏側についている小剣を通すものにも名前があります。「小剣通し」もしくは「ループ」といいます。
ネクタイで知っておくべき専門用語をご紹介したところで、プレーンノットでのネクタイの結び方をご紹介します。
- 1.首にネクタイをかけて、小剣の上に大剣を交差するように重ねる
- 2.大剣を持って小剣の回りを半周させて、小剣の下にもってくる
- 3.大剣を小剣の上にもってきて、大剣と小剣が交差するように持つ
- 4.大剣を襟元のほうに下からくぐらせる
- 5.大剣を結び目に通す
- 6.小剣を押さえて、大剣の先を下のほうに引っ張る
- 7.小剣と大剣の長さのバランスを整える
以上がプレーンノットの締め方の紹介です。この通りに結べばプレーンノットでネクタイを締められるでしょう。
どうしても締めるのが難しい場合はタイアップがおすすめ
どうしてもネクタイを締められないという人もいるのではないでしょうか。
そんな人には、「タイアップ」というプラスチックで、ネクタイの美しい締め方に見せられるグッズがあります。
本当にネクタイが締められない!という方は使ってみてはいかがでしょうか。
ネクタイの締め方の種類
基本の結び方以外のネクタイの締め方も気になっている人もいるのではないでしょうか。
ネクタイには、様々な締め方があります。本記事では魅力的なネクタイの締め方を4つ簡単にご紹介します。
プレーンノットを身に付けた人は、他の結び方も試してみてはいかがでしょうか。
【中級者編】ウィンザーノット / セミウィンザーノット
まずご紹介するのが「ウィンザーノット」です。
ウィンザーとは、この結び方を考えたイギリスの人の名前です。
ウィンザーノットは、イギリスの洗練された空気を感じさせるような結び方なので、プレーンノットについで人気があります。
崩れにくく、固く結べるので、ネクタイがよれることを心配する必要がありません。
襟の開きが大きいワイシャツを着たときに、きれいに見えるので、ワイドカラーシャツやホリゾンタルカラーシャツを着るときにおすすめです。
ウィンザーノットに似た「セミウィンザーノット」は、ウィンザーノットより小さめな結び目になります。そのため、首元をスタイリッシュに見せてくれる効果があります。
【中級者編】ダブルノット
次にご紹介するのが「ダブルノット」です。
ダブルノットは、ビジネスや冠婚葬祭などのフォーマルな場面におすすめの結び方です。
ウィンザーノットは似合うワイシャツがある一方、ダブルノットはどんなシャツでもどんな体型の人でも似合う結び方です。
【上級者編】エルドリッジノット・トリニティノット
「エルドリッジノット・トリニティノット」を知っている人は少ないのではないでしょうか。
エルドリッジノット・トリニティノットは、奇抜な結び方なので、ビジネスの場には適しません。しかし、パーティーのような華やかな場でこれらの結び方をすると、おしゃれだなと思ってもらえること間違いなしです。
ノーマルなネクタイの締め方では、大剣を小剣に巻きつけます。しかし、エルドリッジノット・トリニティノットは小剣を大剣に巻きつけます。そのため、複雑な結び目を作ることが可能です。
華やかな場で、ピシッとスーツで決めたい人は試してみてはいかがでしょうか。
ビジネスシーンで知っておきたいマナー違反になるネクタイの締め方
ネクタイの締め方の種類をご紹介しました。
たくさんの締め方がある中で、ネクタイを付けるときはこれだけは守って欲しいマナーをご紹介します。
マナーを守って正しくネクタイを着けましょう。
結び目が小さすぎる・大きすぎてバランスが取れていない
上記でご紹介したように、結び方にも様々な方法があります。しかし、どの結び方もある一定の大きさの結び目になっていきます。
もし、結び目を小さくしてしまうと、ネクタイが異様に長くなってしまったり前後の長さが合わなかったりと不格好になってしまいます。
結び目が小さくなりすぎないようにするためには、必ず練習が必要になってきます。特にネクタイを結ぶことに慣れていない新社会人はとにかく練習して異様に小さな結び目にならないようにしましょう。
ビジネスマンであれば見た目が重要となってくるので、できるようになるまで練習することをおすすめします。
ネクタイの長さが調節されていない
長さが合っていないネクタイの締め方をしている人もいるのではないでしょうか。
ネクタイは左右の長さが一緒になるようにして締めて、バランスがよくなるようにしましょう。
そのため、多少時間はかかりますが、ネクタイの長さを必ず調整するようにしましょう。朝の貴重な時間の中でも2分もあれば長さの調整ぐらいはできるのではないでしょうか。もしくは少し早めに起きて綺麗に決まるまで挑戦することもおすすめです。
ネクタイはビジネスマンの顔!自由自在に結べるように練習しよう
- 基本中の基本であるプレーンノットをマスターする
- 余裕があれば、難しい結び方も試してみる
- 結び目やネクタイのバランスを取れるようになるまで練習する
本記事では、ネクタイの締め方やネクタイの締め方の種類、マナー違反なネクタイの締め方をご紹介しました。
当たり前のようにかっこよくネクタイを締めている先輩も、ネクタイの締め方で四苦八苦したことがあるはずです。今は時間がかかったとしても、ネクタイをうまく結べるようになるまで練習をしてみることをおすすめします。
またネクタイを締めたら、結び目の大きさやネクタイの長さがおかしくないか確認する習慣を身に付けてみましょう。
本記事を参考にネクタイの締め方をマスターしてみてはいかがでしょうか。
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