座り仕事をしている人であれば、一度は仕事中に睡魔に襲われ、一瞬意識が無くなった経験はないでしょうか?仕事中の居眠りは、もちろん評価に響きますし、なにより職場の人間関係における信頼を失ってしまいます。
ここでは、なぜ居眠りしてしまうのかという原因を知り、今後それをなくすための対策をしっかりと考えていきましょう。
いくらやる気はあってもやってくる、眠気の原因
「居眠りをするのは、仕事に対する意識が低いからだ」と上司から注意された人は多いのではないでしょうか。しかし、仕事の眠気は意識の低さからやってくるのではなく、人間の生理的機能として眠気はやってくるのです。
昼食後に居眠りをする可能性が高い人は、「血糖値急激な変化」が原因として考えられるかもしれません。食事をすることで全身の血液は消化器官を優先して使われるようになります。頭に血が回らないとボーっとするでしょう?その状態が、食後は生理的な反応として表れるのです。
ここで考えられる対策としては、なるべく血糖値の変動が緩やかになるような食事を心がけること。どうしても炭水化物はGI値が高く、血糖値を急激に変化させる起爆剤となってしまうので、なるべく量を減らしましょう。ただ、それだけですと食事の楽しみを奪われ、ストレスになりかねません。そこで炭水化物のかわりとして、タンパク質や脂質をしっかりと摂ることをお勧めします。肉や魚、野菜を中心としたメニューを良いでしょう。
それでもやってくる眠気、もうなす術はないのか?
ただ、上記のような対策をしても、やってくるのが眠気というもの。こうなってくると、もう勝ち目はないのでしょうか?眠いと感じた時には、すでにあなたの自律神経は副交感神経という体をリラックスモードにするスイッチが、ONになっている状態です。スイッチが入ってしまった以上、いくら気持ちを強く持とうが眠気を打破するのは困難でしょう。
そういったときは、仕事中だろうが思い切って、体を動かすことが手っ取り早い対処方法になります。外の空気を吸うためなら、断りを入れれば少しくらい席をはずしても大丈夫でしょう。大切なのは、体に「今は活動時間である」ということを自覚させることです。
そのためには、なるべく早い段階で手を打つ必要があるので、「眠気を感じた時点でアウト」くらいのつもりでいたほうが良いでしょう。最近気温も上がってきて、過ごしやすくなる半面、その快適さから眠気に襲われることも多いかもしれません。
しかし、体の仕組みを理解して、適切な対処方法をとることができれば、眠気を防止するだけでなく、より仕事に集中できるようになるかもしれません。是非、ここで紹介した対策を試してみてください。
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