何らかの事情で休職を余儀なくされる事があります。個人で理由は様々ですが、近年に多いのが心の病気です。これは社会的にも問題になり、重視されています。その理由は、本人も気付かぬうちに悪化し、最悪の場合には無図から命を絶ってしまう事もあるからです。
企業ではホットラインなどを設け、専門職を呼んで秘密は厳守で電話相談や個別面談に応じる会社も増えてきているのが現状です。心の病に限らず、その他の内臓疾患的な病気治療・ケガ・家の事情など休職をする事が許される場合には利用し、最低限守りたい事を挙げてみました。
1. 休職理由に集中する事
休職期間にもよりますが、長期休職となると復帰がいつになるかわから無いうえに自分が会社に戻ってもポジションが残っているだろうかと心配になります。しかし、休職が決まったら休職することだけを考えましょう。
つまり、仕事・会社の事は忘れましょうということ。休み始めのころは落ち着かないかもしれませんが、病気治療・家の事情いずれにしても専念する事。その為に休職をするのですから、先ずは休職せざるを強いられた事情が好転、あるいは早く解決するように専念しましょう。
休職する時に基礎的に注意、守らなければならないのは「連絡だけは取れるようにしておくこと」です。休職期間が長くなれば、引き継いだ方も仕事に慣れて次第に連絡は減ってきます。会社を完全にシャットアウトしなければならない病気、鬱病などにかかってしまった場合は会社側も考慮して電話をしてくることはありません。しかし、休職という事は席がまだあるのですから、連絡だけは取れるようにしておきましょう。
2. 任せてきた事は気にしない
休職する、できるという事はある意味とても良心的な会社だと改めて自分の会社に感謝して下さい。とはいっても、心が病んでしまって休職する場合は、そんな気持ちにはなれないかもしれませんが、正直に話した上で退職を選ばずに休職をできたという事は、とてもありがたい事です。
また、元気になって復帰するのを待ってくれるのですから「もし治らなかったら…」というようなことは考えずに、復帰後の事で自ら不安を抱えるのではなく、引き継ぎをして任せてきた業務の事は気に留めないようにしましょう。
任された方も、元気で復帰される事を待っていてくれるのですから、休職期間が長くなろうと短くなろうと、先々の事は考えず一日一日を過ごせた自分を褒めてあげて下さい。家の事情で休職された人も、自分の時間が取れるように休職し、かえってストレスを溜めないよう、ゆっくりと休む時間を取って下さい。
3. 自分から時々連絡を入れてみる
休職中、自分が思っているより会社の方は淡々と業務をこなしているもの。それは、あなたの事を忘れたわけではなく、普通に仕事をしている事であなたが戻ってきやすいと言う風にとらえて下さい。
もし、自分から会社に連絡をできるようであれば、特に用事が無くても「お久しぶりです」と言った感じで連絡を入れてみて下さい。声を聞くだけで会社の皆さんも事情は何であれ「元気そうでよかった」と思いますし、休職中のご自身も皆さんの声を聞いて色々な心配や不安が消えるはずです。
以上が、休職期間にすべきことです。休職するにあたって、どんな事情であれ連絡を不通にしないこと、これだけは守りましょう。連絡を取れるようにしておく事が守るべき基礎知識です。
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