想定外とも言われる危機が、日常では起こります。それは、東日本大震災や福島の原発問題を見れば明らかなことでしょう。そして、それらの危機は予測することは出来ません。そのため、危機管理能力というものが非常に重要になってきます。それでは、危機管理能力を向上させるためには、どうしたら良いのでしょうか。
個人の危機管理能力の向上
危機管理能力とは、自分が危機に遭遇した際に、その危機に上手く対処し、被害を必要最小限に抑えることができる能力です。その能力を高めるには、まずはあらゆる危機の可能性を否定せずに、考えられる全ての危機に対して、どのように対処したら良いのか考える習慣を身につけることが必要です。人は考えもしなかった事が起きた場合、上手く対処できません。
しかし、一度でもその物事について考えたことがあれば、あまり動揺することもなくすぐに行動を起こせ、それなりの対処ができるはずです。様々な可能性のある危機を想定し、自分ならどうするという事を真剣に考える習慣を身につけることによって、個人の危機管理能力は向上していくでしょう。
集団に対する危機管理能力の向上
個人の危機管理能力を高めることができたら、集団に対する危機管理能力も高めることが大切になってきます。ある危機に遭遇する場合は、自分個人にだけ起きる訳ではなく、多くは集団生活の中でおきます。集団生活の中で危機に遭遇した場合には、自分個人の危機管理能力が高いだけでは、その集団を上手く管理対処し、被害を最小限にすることはなかなか難しいでしょう。
ですから、個人の危機管理能力を高めるだけではなく、集団に対しての危機管理能力も高める必要性が求められます。その集団に対しての危機管理能力を向上させるには、まず、身近な家族といった人達から行うと良いでしょう。家族に自分が考え、学んだことを話すことで、家族の危機管理能力を高めていきます。
そして、その会話の中でさらに集団に対して、どういったリードをしていけば良いのか学べましょう。危機に遭遇した時、人々は特にリーダーを求めます。自分がそのリーダーとして役割を果たすためにも、こうして集団に対する対処の仕方を勉強しておくと良いです。
まとめ
危機管理能力を向上させるための方法は、2つあります。まず1つ目の方法は、自分個人であらゆる危機の可能性を否定せずに、それらの危機が起きた際にどうような対処をすれば良いのか考える習慣を身につけることです。それにより個人の危機管理能力が高まるでしょう。
そして、2つ目の方法は、自分が学んだことを家族といった身近な人達に教えることによって家族の危機管理能力を高め、それと同時に集団に対する対処の仕方も学んでいくことです。そうすることによって、集団に対しての危機管理能力も向上するはずです。この2つの方法を取ることで、総合的な危機管理能力を向上させることが可能となるでしょう。
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