職場での人間関係は、毎日の仕事が楽しく充実したものになるか、毎日の仕事が苦痛なものになるのかということを左右してしまうことがあります。人付き合いが苦手という人も、会社に入れば、人との接触を避けることはできません。
人と付き合いたくないからと、業務だけして帰宅ということを繰り返していては、職場での居場所がなくなる可能もありますし、いざという時には誰も助け舟を出してくれないという状況にもなりかねません。仕事は一人でするものではなく、周りの人たちと協力して行うもの。そのためにも、人付き合いが下手ということは克服しなければならないことなのです。
周りのことを気にしすぎない
人付き合いが苦手、下手という人の多くは、周りの目を気にしすぎているということが多いです。自分でも気がつかないうちに失礼なことを口走ったらどうしようとか、周りの人から誤解されたら嫌だとか、そういった不安があるからこそ、人との接触を避けていることが多いのです。
しかし、案外、人というのは自分中心に世界が回っていると考えていて、相手のことなどあまり気にしていないことが多いのです。もちろん、嫌な噂などを触れ回る人もいますが、そういった人に限って、何日かすればまた別の話題を持ってきて、前に言ったことなどさっぱり忘れてしまっていることが多いです。
人にどう思われるか、よく思われたいなどと深く考えすぎず、気軽に声をかけ、コミュニケーションを楽しむことです。笑顔で挨拶を毎日繰り返すだけでも、かなりの効果があります。
人は、毎日声をかけてくる人がいると、そのうちにその人自体に興味を持ち始めます。人は自分のことが誰よりも一番大切ですから、毎日声をかけてきてくれるあなたに自分を気にかけてくれる人という位置づけをするようになるのです。そのうちには、警戒心が解け、挨拶以外のことも次第に話しかけてきてくれるようになります。また、笑顔というのも大切です。笑顔をみせることで、相手の警戒心を解き、好意を抱かせるきっかけになるのです。
聞き役に徹する
人付き合いが苦手という人の中には、会話が続かないから疲れてしまうという人もいると思います。しかし、人間というのは、自分中心で動いていますので、会話をするときにも、きちんと自分の話を聞いてくれる人に好感を抱きやすくなるのです。
逆に、嫌われてしまうパターンの多くは、自分の話ししかしない人です。相手の相槌も待たずに、間髪いれずに話し続けると、自分を尊重してくれない人と誤解されてしまうことが多くあるからです。
以上が、人付き合いが下手な人が職場ですべきことです。聞き役に徹するというのは案外難しいことかもしれませんが、それが出来るようになれば、人は自然と自分の周りに集まります。少しずつ取り組んでいきましょう。
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