あなたの周囲に、何もかもが完璧でなければ気が済まないという完璧主義者はいませんか。完璧主義は長所も短所も両方持ち合わせていると言えるでしょう。ここでは、完璧主義であることの短所について述べていきます。
仕事における完璧主義
例えば、役所への提出すべき書類があったとしましょう。こういった書類は、全ての項目について網羅している必要があります。必要書類も全部用意しなければなりません。しかし、実際の仕事についてはどうでしょうか。むしろすべてが完全にそろっているという状況は少なくないはずです。そのため、全ての仕事において完璧主義を求めることは難しいということが分かります。
そのため、完璧主義を仕事のあらゆる面で求めること事態が不可能であり、それを行なう完璧主義者は何らかの短所を抱えていることになります。
完成度とスピード
完璧主義の短所が明確になるのは、完成度とスピードの二点においてです。例えば、上司から調査報告の仕事を任されたとしましょう。調査に関しては、完全にすべてを網羅するということは出来ません。完全に情報がそろわなければ、正確な調査とはいえません。しかし、完全な情報などありません。その一方で、仕事である以上報告期日は決まっています。
そのような場合には、今ある情報で報告をまとめなければなりません。つまり、ある程度妥協したものを作成する必要があります。このような事態に完璧主義者は柔軟に対応することが出来ません。
部下が働きにくい
もう一つの欠点として、完璧主義の上司の元では、部下は働きづらいということがあります。上司は部下に完璧を求めます。しかしながら、先ほどから繰り返しているように仕事には完全ということはあり得ないのです。
完璧主義な上司は、結果だけでなくプロセスも完全管理しようとして部下の裁量権を奪ってしまいます。その結果上司の言う通りに部下は動くことになります。一見スムーズに仕事が進んでいるかのように思われがちですが、自分で考えることのない状況下では部下が育たなくなってしまいます。
完璧主義も発揮する場によっては長所にも短所にもなります。完璧主義の気質がある人は、上記の短所に気をつけるようにしましょう。
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