私たちには日々、ストレス負荷がかかっています。ストレスと言うと、悪いイメージばかりが強調されがちですが、実のところ適度なストレスは、人間が活動する上で重要です。そのため、ストレスは大きく「快ストレス」と「不快ストレス」に分けることができます。
この2つのストレスのうち、不快ストレスは可能な限り、避けることが望ましいですが、仕事や家庭などを持っているとどうしても全てを回避することは困難です。ここで、重要となるのが不快ストレスを受けても、大きくダメージを受けないストレス耐性を身につけること。今回は、そうしたストレス耐性を高める3つの方法を紹介したいと思います。
1. 他人との比較をしない
「隣の芝生は青い」という諺にもあるように、他人の環境や能力というものはどうしても良く見えてしまうもの。そして、他人が良く見えるとそれと比較し、「自分はなんでこんな出来が悪いんだろう…」といったようなネガティブな思考が生まれてしまいます。
ネガティブ思考の状態になってしまうと、相手からすれば何の気もなしに言った一言が本人にとって大きなストレスになることも多く、仕事の妨げになることも少なくありません。ですから、ストレス耐性を高めるには、まず他人との比較を止め、自分で自分を正当に評価する姿勢を身につけるようにしましょう。
2. 事実を重視する
会社に勤めていれば、誰しも上司や取引先などから叱られる機会はあります。当然ながら、叱られればどんな人でもショックを受けるものですが、ここで重要となるのは感情よりも事実にウエイトを置くという点です。
具体的に言うと、叱られてしまったというショックは一旦隅に置き、何が叱られる原因だったのか、次はどこを改善していけば良いのか、といったように事実面だけに着目していくと、「叱られてショック!」という感情は後回しにされるため、メンタル面へのダメージは軽減されるでしょう。優秀な人はこの事実と感情の分け方に優れており、いちいち感情に左右されず、事実に基づいて行動を取っていることが多いのです。
3. 切り替えを得意にする
仕事がバリバリ出来る人は、プライベートも充実しているケースが多いようです。なぜ、こうした傾向が出てくるのかと言うと、仕事での疲れやストレスをプライベートで上手くリセットしているためです。
逆にプライベートと仕事の切り替えが苦手な人というのは、疲れやストレスがリセット出来ず、徐々に溜まっていってしまいます。少しずつでも疲れやストレスが溜まっていけば、いずれ耐え切れる限界を越えてしまい、何かしらの不調が生じてしまいますので、プライベートと仕事の切り替えを得意にすることが、ストレス耐性を高めることにもつながるのです。
ストレス耐性を高める3つの方法、いかがだったでしょうか。文章として読んでみると簡単に出来ると思っても、心のことは案外難しいものです。焦らずに少しずつ、ストレス耐性をつけていく訓練をしていきましょう。
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