現代はストレス社会とも呼ばれるように精神的なストレス負荷が多く掛かる時代です。そうしたストレス社会化を背景に心の病気等にかかって、仕事を休職せざるを得なくなったという方も少なくありません。仕事が原因で休職することになったのであれば、基本的には「自由に過ごすこと」これが最も大切ですが、その他に最低限知っておいて欲しい休職中の過ごし方のポイントと会社に対するマナーも存在しています。
そこで、以下では精神的な負担で休職することになった方の休職中の過ごし方とマナーについて紹介していきたいと思います。
1.自由に過ごす
休職をはじめた初期段階というのは、多くの方が本当に疲れきった状態となっています。身体的にも精神的にも疲労が限界に達しているような状態の人は、何かをしようとしても上手くいくことはありませんし、無理に復職を早めようとしてしまえばかえって症状は悪化するだけですので、一旦仕事や家族のことは全て置いて、自分の自由に過ごすことを心掛けてください。
例えば、趣味だったことに取り組んだり、少しでも興味のある物事に挑戦しても良いですし、何もしたくない・出来ないというのであれば心に従ってその通りに生活しましょう。自分の望んだ生活を送ることが最も回復を早めてくれます。
2.生活リズムを整える
上記のような生活を暫く続け、体調の回復の兆しが見えてきたら、次は生活リズムを元の水準に少しずつ戻すように整えていきます。もちろん、急にすべての生活スタイルを元に戻す必要はなく、自分の可能な範囲で取り組んでいけば問題ありません。この段階で焦って、「迷惑を掛けたのだからすぐに復帰しなければ」などと考え行動すると、再びメンタルに負担を掛けてしまい状態が悪化してしまう危険性もありますので、基本的には自分のペースを意識するようにしましょう。
また、復職の時期が近づいてきたら、復職に向けた具体的な取り組みも始めます。例えば、以前仕事をしていた時と同じ時間に起床して家を出る支度までを模擬的に通してみる、大体の出勤している時間、眠ったりせずに活動してみるといった取り組みが効果的です。より回復が進んだのであれば、出勤時間に家を出て、概ねの帰宅時間まで外で活動をし帰宅するといった実践的な取り組みをしてみても良いでしょう。
最後に休職中のマナーですが、いくら辛い状況にあっても会社と最低限のコミュニケーションを取るということが挙げられます。会社からは定期的に給与や税金関係の書類が送られてきますので、それらに対して返事を出す際に少しでも良いので自身の現状等を伝えるようにしてください。
会社も休職している人の状態が分からないと、どう接して良いか悩んでしまいますし、突然復職すると言われても準備が出来ていないケースもあります。会社とコミュニケーションを取っておくということは復職後に休職者本人が過ごしやすい仕事環境を作るためにもとても重要なのです。
これから休職をされるという方、すでに休職中で療養されているという方は、ぜひ上記の過ごし方のポイントとマナーを参考にして生活に役立てていただければと思います。
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