仕事をする上で常に意識しておきたい事のひとつに、向上心を持つというものがあります。これにはふたつの意味が含まれます。ひとつは、より良い仕事をするために、もうひとつは仕事に惰性を生じないようにするためにです。その向上心を具体的な行動に移すにあたって、ひとつのアプローチの仕方として常に高い位置に目標設定をするということが挙げられます。これらはチャレンジ目標とも言えます。
ですので、今回はその目標の適切な立て方について紹介したいと思います。
何にチャレンジするのか
まず、具体的にチャレンジするということとは、一体何なのでしょうか。それは、目標設定のターゲットを決める必要があるということです。営業で言えば売り上げ目標を高めに設定するといったところでしょうか。このように数字で管理できる事であればわかりやすいのですが、例えば事務職であればどのように数字で設定すればよいのかという話になります。
実は、どんな仕事であっても数字で管理することは可能です。例えば事務職であれば、求められるものは何かということを考えてみればよいでしょう。とにかくミスを無くすことであれば、そのミスの数ということになります。あるいはできる限り短時間で処理することを求められているのであれば、処理にかかる時間ということになります。何かしら数字で管理することが可能となれば、チャレンジ目標のひとつの目安は、その数字ということになります。
チャレンジする数字の意味
さて、チャレンジ目標を数字で設定するとなれば、具体的にどんな数字を掲げるのかという事になります。その根拠が必要となるわけです。単純に考えるとこれまでのハイスコアを更新する数字を入れればよいということになります。まさに、チャレンジ目標です。
そこでひとつ考えて欲しいことがあります。もし仮に、その目標がどうやってもクリアできない数字であったなら、どうするでしょうか。できるまでチャレンジを続ける、それも手です。けれどもいつまで経っても達成できなければ、もう目標の意味はありません。かといって、それでは数字を低く変更しましょうとなれば、チャレンジ精神のモチベーションはどうなるでしょうか。
つまり、何気なく設定する数字が実は非常に大事なものであることがわかります。その設定の確たる根拠が必要になるのです。たまたまイレギュラーで出したハイスコアを基にチャレンジ目標を立ててしまうことには、危険性が伴うということになります。では具体的にどのようにすればよいのでしょうか。ひとつの考え方として、平均値を上げていくという手段があります。管理している数字は上下していることでしょう。その平均値が上がるように目標設定するわけです。平均値の算出は、累積でも移動平均でも構いません。自分がやりやすいと思える方法を考えればよいのです。
以上のように、仕事におけるチャレンジ目標の立て方のひとつとして、数字を用いる方法を述べてみました。もちろん他にも目標の立て方は考えられると思うので、自分に合った形を探してみるのもよいのではないでしょうか。
U-NOTEをフォローしておすすめ記事を購読しよう