他の社員と比べてやる気がないわけでも、能力が著しく低いわけでもないにも関わらず会社や上司からの評価が低い、と悩んでいる方はとても多く見られます。こうした状況になると、「努力しているのになんで評価されないんだ」と憤ってしまったり、「自分は会社で嫌われているんだ」とネガティブな思い込みをしてしまい余計に仕事が手に付かなくなってしまうことも珍しくありません。
実際のところ周囲に比べて評価が低い原因というのは会社や上司にあるわけではなく、大半はその本人にあります。ただ、その原因はパーソナリティに関わる面も大きく自分自身で気付くことはそう容易ではありません。以下では、仕事で評価されない人が共通して抱える問題点について説明していきますので、本人だけでなく同僚や上司の方もそうした問題の解決に繋がるよう参考にしてみて下さい。
1.役割が分かっていない
自分が十分に評価されていないと考えている人の最大の原因は、自身の仕事上の役割を正しく理解していないという点にあります。社員には会社内、チーム内など区切りごとに一人ひとり役割が与えられています。そして、この役割を完璧に全うすることこそが最も重要なポイントであり、その他の副次的な作業はあくまでおまけに過ぎません。
しかし、評価がなされない人というのは自分に与えられた役割が上手く理解出来ておらず、その役割をしっかりと完了させていないにも関わらず、別の作業に手を付けたりする傾向にあります。
これでは、いくら別の作業で行った内容が評価に値するものであったとしても、本来すべきはずの役割をこなしていないのですから期待した評価がなされるはずはありません。ですから、まずは自分に与えられた役割は何なのかという点を明確に理解するところからスタートする必要があります。
2.協調性が足りない
基本的に会社で行われる仕事は、社員一人だけで完成させるものではなく、1つのチームで完成させるものです。そのため、当然ながらチーム内における社員同士の協力というのは必要不可欠です。しかし、自分が十分に評価されていないと考えている人は、その他の社員との協力する姿勢、つまり協調性が欠如しているないしは足りないというケースが多くみられます。
例えば、同じチームの社員が困っていても「それは私の仕事ではないから」とサポートすることを拒否したり、逆に自分の仕事にサポートに入った社員に対して「自分で出来ます」と言うような人が該当します。
これでは、チーム全体の士気や作業効率に悪影響を及ぼすことは目に見えており、結果としてその人の評価はネガティブなものとなるでしょう。こうした協調性のない人を改善するためには、仕事は一人でやるものではないことやチームを組む必要性、目的など根本的なポイントを根気強く教えていくしかありません。
上記の2つが評価されない人に共通して多く見られる問題点です。こうした社員が混じっていることは本人だけでなく、社内やチームにとっても決して良いものではありませんので、周囲の人が気付いたら改善できるようしっかりとサポートしていく姿勢も重要となります。
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