社内表彰制度とは、組織に大きく貢献する活動をしたり、大きな成果を上げたりした社員の功績をたたえ、その栄誉を認めるものとして表彰する制度のことです。社内表彰制度を取り入れることによって社員の士気が高まったり、組織への帰属意識を高めたりといったメリットが生まれます。今回は、組織で社内表彰制度を取り入れることのメリットについて解説します。
1. 士気が上がる
社内表彰制度で表彰された社員は、大きな名誉を得たことになり他の社員から尊敬と羨望のまなざしで見る目られることになります。表彰された社員は自分の功績をたたえられたことを名誉に思い、より一層業務に励もうと士気を高めます。
表彰されなかった社員も、自分たちも頑張って社内表彰制度で表彰されたいという気持ちを胸に抱きながら業務にあたることになり、組織全体の士気が高まるでしょう。社内表彰制度の価値が高ければ高いほど、士気高揚効果も高まるため、公平な選考基準で表彰者を選考することが重要です。
2. 組織が活性化する
社内表彰制度で表彰されるためには、表彰に値するだけの成果や実績を上げる必要があります。社内表彰制度で表彰されたいと考える社員たちは、今まで以上に業務に熱心に取り組むようになり、高いモチベーションによって業務効率の改善が実現するでしょう。
仕事の成果を正しく評価してくれると感じた社員は、努力して実績を上げようと努力するようになり、より質の高い仕事を心がけるようになります。新しい仕事に対する取り組みも熱心なものになり、組織活動全体が活性化するはずです。表彰された本人も、表彰された名誉を汚さないために、これまで以上に熱心に仕事に取り組むでしょう。
競争をあおるのではなく、表彰という行為を通じて実績が正しく評価されるという事を社員に明確に示すことになり、組織活動を活性化へと繋がります。
3. 組織のモラルが改善される
社内表彰制度で表彰されるためには、人間的にも優れた人物であることが求められます。どんなに高い業績を上げたとしても、人間的に問題があるような人物や、過去にトラブルや問題行動を起こした経歴のある人物は、社内表彰制度で表彰されることはありません。
社内表彰制度で表彰されたいと考える社員たちは、問題行動を理由にして社内表彰制度の対象から外れてしまうことを恐れ、問題行動やトラブルを起こさないように振る舞います。表彰制度を導入することで、組織内の人間全員のモラルが高まるとともに、風紀的にも安定している理想的な組織活動が実現するのです。
社内表彰制度の一番のメリットといえるのは、導入コストが低いことです。選考基準さえしっかりとしておけば、実質的なコストはわずかですが、得られるメリットは大きくなります。
組織の規模の大小にかかわらず社内表彰制度は実施可能ですので、社内表彰制度がない会社を経営しているの人は、社内表彰制度の採用をお勧めします。
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