昨今は同じ場所で働き続ける人材より、場所を問わず働ける転勤可能な人材が重宝される企業も多いようだ。
給与体系や待遇なども、転勤可の求人のほうが高待遇であることも多くなってきた。
転勤可能な人は、転勤ありの職業を探した方が得をする場面が多いかもしれない。
今回は、転勤の多い職業である自衛官・銀行員・システムエンジニア、3つの職種の転勤事情について紹介したい。
①自衛官に転勤が多い理由
転勤が多い職種の自衛官は、環境に適応する能力を養っている
自衛官は、全国各地に基地があるので、転勤は非常に多い。
とくに、幹部クラスになると、転居を伴う転勤が16回にも及ぶ人もいるとのこと。
転勤を拒否しづらい環境ということもあり、転勤回数が増えやすいようだ。
また、転勤でさまざまなポストを経験させることで、自衛官の職業能力を育てるという狙いもあるそうだ。
個人の希望よりも、自衛官という職業柄、組織としてその人の転勤が必要であれば転勤になる。
国を護る職業であるからこそ、環境の変化に柔軟に対応できる人材の育成も重要とされる。
転勤が多い職業の代表とも言える自衛官。多い転勤に耐えられるか、環境適応能力が問われる職業といえるだろう。
②銀行員に転勤が多い理由
銀行員の転勤が多い理由は不正防止のため
転勤が多い職業とされる金融業界。その中でも一番転勤の多い職業と言われているのが銀行だ。
理由としては、行内の不正防止といった意味合いがあります。転勤させることで、その人が隠していた不正や問題が明るみに出やすい。
③システムエンジニアに転勤が多い理由
システムエンジニアの転勤は仕事内容に左右されやすい
長期的なプロジェクトを行うことが多い企業では、顧客がずっと変わらないため、転勤も少ないといえる。
反対に、短期間(数ヶ月単位)のプロジェクトが多い場合は、携わるシステムが変わるため、転勤が多くなる。
システムエンジニアの転勤が多いと言われているのには、こういった背景があるのだ。
反対に元請けの場合は、転勤の回数は少ない。長期的なプロジェクトの多い会社の方が安定して勤務でき、働きやすいようだ。
本記事では転勤が多い職業を紹介してきた。それぞれ、ちゃんと転勤の裏には理由があった。
転勤が多い職業を選ぶ場合には、メリット・デメリットを含めた条件や家庭環境も考慮して、納得のいく選択をしてほしい。
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