ニュースや新聞などで、パワハラという言葉を聞いたことがある人は多いだろう。パワハラは、どのような企業でも起こる可能性が十分にある。この記事では、いくつかのパワハラの事例を紹介していこう。
だがなにをもってパワハラなのか、パワハラは定義しづらい。そこで5つのパワハラの定義をまず紹介しよう。
パワハラの5つの定義
優位な立場を背景にしている
職場では、「上司と部下」や「先輩と後輩」といった力関係が存在する。そういった「上司や先輩」と言った優位な立場を利用し、無理に仕事を押し付けたり、仕事を回さなかったりなど、不当な仕打ちを行うことがパワハラに該当する。
本来の業務の適正な範囲を超えている
私的なお遣いである「使い走り」をたびたび命じたり、謝罪時に土下座を命じたりするのは「適正な範囲」を超えており、パワハラと定義される。
継続的に行われている
1度や2度、怒鳴られたり嫌みを言われることは誰しもがあるだろう。しかし怒鳴ったり嫌みを言う行為が、継続的に何度も行われているのであれば、パワハラに当てはまる。
相手の人格や尊厳を侵害する言動が行われている
仕事と全く関係のない仕草、性別、体型を非難や中傷することもパワハラに該当する。
就労者に身体的・精神的苦痛を与え、また就業環境を悪化させる行為である
上に挙げたようなパワハラが行われると対象者には「自殺願望が出てきた」「躁うつ病になってしまった」など、様々な症状があらわれる。
また、パワハラを受けている本人だけでなく、その姿を見ている周囲の人達にも、緊張感や嫌悪感といった悪影響を与える。このような、職場全体の士気を下げる行為も、パワハラに該当するのだ。
さて、「パワハラの定義」を紹介したが、今度は具体的なパワハラ事件の事例を紹介しよう。
5つのパワハラ事例
パワハラ事例:「空気循環させただけ」
いくらタバコ臭いのが気に入らなかったからと言って、このようなパワハラをしてもいいわけがない。子どもじみたいたずらのようなことでも、十分にパワハラとなる。
パワハラ事例:「お前はバカだから辞めろ」
いくら警察官であっても、部下に対するパワハラは存在している。50歳にもなった大人が高校生のようなパワハラをしているなんて、呆れるばかりだ。
パワハラ事例:「好きだよ、愛してる」
これは、よくテレビなどで見かけるパターンのパワハラである。中年男性の若い女性に対する一方的なパワハラは、実は多くの場所で頻繁に行われている事例なのだ。
パワハラ事例:「障害なんか関係ない」
仕事云々ではなく、障害のことを持ち出してパワハラすることは決してやってはいけないことだ。パワハラという面から見てももちろんだが、人としての在り方自体が疑われる。
パワハラ事例:「うつ病への偏見」
病気の人がパワハラによって普通に仕事をすることのできない職場も、世の中には意外とたくさんある。
このように、ひどいパワハラはあらゆる職場にたくさん存在している。もし読者がパワハラのようなものを受けたら、この記事を参考にしてそれがパワハラなのかどうか確かめてほしい。
大切なのは自分に合った職場を見つけること
先述の通り、パワハラのボーダーラインは人によってさまざま。
上司のふとした言動をパワハラに感じる人がいれば、そうでない人もいる。業績不振で怒鳴られるのが「当然だ」と感じる人がいれば、そうでない人も存在するのだ。
だからこそ一番大事なのは、自分にとって最適な職場を見つけ出すこと。しかし、転職イベントに参加したり転職サイトを見たりしていても、会社の外面しか見えてこない。
その際に役立つのが「エージェント」という存在だ。
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