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少しの\"サボり\"が後々大きな差になる!仕事の「サボり癖」を克服する小さなテクニック

Shingo Hirono

2014/05/11(最終更新日:2014/05/11)


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少しの"サボり"が後々大きな差になる!仕事の「サボり癖」を克服する小さなテクニック 1番目の画像
by 55Laney69
 仕事をサボるのは、いうまでもなく「悪いこと」です。しかし、人間ですから、常に100%の力で仕事に当たることは不可能でしょう。たとえば、大きな仕事が一段落したり、手一杯の仕事を抱えて「自分のキャパシティを越えた」と感じたときなどに、「少しだけサボる」というのも、仕事を進める上で悪い方法ではありません。

 しかし、それが日常化し、「サボり癖」がついてしまうのは大変危険です。ここではサボり癖を克服するために、「サボりを記録する」という方法を紹介します。

「サボり」を記録する

 サボり癖がついてしまっていて、それを自覚し「なんとか改善したい」と思っている人におすすめしたいのが「サボりを記録する方法」です。いくらサボり癖がついている人でも、朝出勤した時に「よし、今日もサボるぞ!」と考えることは、まずないでしょう。

 普通に仕事を始めて、そのうち何となくやる気を失い、結果としてサボってしまうわけです。サボりながら、「良くないことだ」という自覚はあるでしょう。しかし、それが習慣になっていますので、特別な反省はしないまま、ただ時間をやり過ごしているのでしょう。

 つまり、自分を客観視して反省することがないから、「癖」になってしまい、それを克服できないのです。そこで、自分の行動を客観的に把握するために「サボりノート」を作るのです。

 たとえば、営業回り中に、ルート営業の仕事を1つキャンセルして、1時間カフェでぼんやり過ごしたとしましょう。それを記録するのです。「○月×日、14:45~15:45A社へのルート営業をキャンセルし、B駅前のCカフェにてホットサンドとコーヒー。本を読む気にもなれず、ただ無為の時間を過ごす」このように、「サボり」の詳細をノートに書きます。

 ただ頭の中で「良くないことだ」と思っているより、そうして文字にすると、自分の行動がくっきりと見えてくるでしょう。反省せずにはいられない気持ちになるはずです。

10年後の自分を想像してみる

 そうした行動をノートに記録するのは苦痛でしょう。しかし「癖」を克服するためには、自分に精神的な苦痛を感じさせるのが、一番有効な方法なのです。そうして記録した「無駄な時間」を週単位で集計し、「もしこれが、10年間積み重ねられたら」と考えてみましょう。

 同期入社のライバルが真面目に仕事をしている間に、自分がそれだけの時間をロスしている。その差は10年でどれほど開くことか、その結果、10年後に自分とライバルはどれだけ違うキャリアになっているのか、想像するのです。

 ライバルに差がつくだけなら、まだいいでしょう。場合によっては「10年後は今の職場にいない」ということも十分考えられます。そして、「癖」を持ったまま転職しても、同じことが繰り返されるでしょう。つまり、「癖」を直さない限り、「社会人としての危機」から脱することはできないのです。


 要するに、「このままではいけない」という強い危機感を、自分に抱かさせること。そのための「記録」であり「想像」です。つい仕事をサボってしまいがちな人は、ここで紹介したことを実践してみて下さい。

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