会社や企業に勤めていると、転勤になることもあります。子供のころ親が転勤族だった人は、頻繁に学校や友達が変わってしまうことを疎ましく思ったこともあったのではないでしょうか。
しかし、仕事によって住む場所が左右されてしまうのは仕方のないことです。ここでは、転勤を祝うときのマナーや注意点を学びましょう。
転勤を祝うときは「栄転」
転勤祝いと一言でいっても、必ずしも好ましい転勤ばかりではありません。仕事で大きな失敗をして子会社や関連会社に出向になる左遷的な転勤もあり、それにむやみに祝意をおくってはならないのです。
転勤を公に祝うべきなのは、今以上に高い地位の課や部署に移動になったり、将来的なキャリアアップの一環としての転勤する場合です。これを「栄転」といい、昇進を伴う転勤のことを指します。
転勤祝いに贈るもの
いざ相手の栄転を祝う贈答品を贈ろうと思ったとき、何を送ればいいのか迷ってしまうことは多々あります。お中元やお歳暮のようにハムやソーセージの詰め合わせだったり、カルピスの詰め合わせなどでいいのだろうか、とも悩みます。
それでも特にかまわないでしょうが、仕事に関係するもの贈答品などもいいかも知れません。ビジネスバッグや万年筆、ブランドのネクタイなど転勤祝いに適していると思われます。上司に向けて贈るもの、部下に向けて贈るものでおすすめのものや逆に避けたほうがいいものもありますので、よく調べた上で注意するようにして下さい。
表書きの書き方
転勤祝いに贈るギフトが決まったら、贈答の形式に則って包む必要があります。水引は紅白の蝶結びや花結びです。
表書きは「御栄転お祝」「祝御栄転」「御昇進祝い」「祝御昇格」「御餞別」などの書き方があります。何より相手の栄転を祝うことが伝わることが大切ですが、形式的な礼儀を抑えておくことは非常に大切です。きれいな字で表書きをしてきれいにラッピングして下さい。
人生の中で、昇進や昇格をすることは非常に重要な節目です。それを素直に尊敬してお祝いの品を贈ることはとても気持ちのいいことです。栄転祝いに何が好まれるか、どんなものが適しているかをよく考えて、上司や部下を激励するような贈答品を贈りたいものです。転勤を祝うときのマナーと礼儀を、この機会に覚えておくようにしましょう。
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