文章を素早く読むことを速読と言いますが、速読はビジネスをはじめさまざまな物事にプラスの効果をもたらします。近年では、速読の有効性を説いた書籍やセミナーなども多く登場するようになってきており、ビジネスマンが習得すべき技術の1つとなってきたと言っても過言ではありません。
では、実際に速読を身につけるとどういった効果があるのか、以下で詳しく紹介していきたいと思います。
1. 活用できる時間の増加
速読の最大の効果と言えば、やはり早く文章を読めることによる余分な時間の増加です。本来であれば、1時間かかって読んでいた量を半分の30分で読めるようになれば、1時間でその書籍を倍の量、読むことが出来ますし、別の物事に取り組めます。
書籍は「読んだつもり」になってしまうことが多いため、速読を身につけることで、再度同じページを読めば重要なポイントの見落としや読んだ箇所を忘れてしまうことを避けることにもつながるのです。
2. ヒントを多く得られる
仕事をしていると、「書籍から様々なヒントを得たい!」と思うことが度々あるのではないでしょうか。そうした時には、空き時間を利用して身近な書店などで書籍を手に取ると思いますが、昼休みや仕事の合間などの僅かな時間では読める量はどうしても限られてしまいます。人によっては「どうせ、こんな短い時間では本を読むことは出来ないし、今度でいいや…」とせっかくの空き時間の有効活用を諦めてしまうこともあるかもしれません。
また、現在はインターネットが普及したこともあり、情報をネット上で簡単に入手することも可能ですが、書籍はどういった物であれ、編集者が存在し校正等がなされているので、書籍からの情報収集も怠って良いものではないでしょう。
そんな時に速読を身につけていると、短時間で多くの書籍から情報を吸収することができ、問題解決に向けた重要なヒントを多く得ることができます。さらに多くの書籍に目を通せるということは、自身のビジネスのバイブルとなるような素晴らしい書籍に出会える可能性もグッと高くなるのです。
3. 集中力の向上
速読を習得する上で、身につく効果として挙げられる意外なものに「集中力の向上」があります。速読というのは、決して軽く流して読んでいるから速いというわけではなく、しっかりと内容を理解した上でのスピードです。そして、スピードと内容理解を両立するためには、集中力の向上は欠かせません。
つまり、速読を習得する過程で自然と集中力の向上が図られるのです。集中力は一度身につけてしまえば、あらゆるシーンで役立つものですので、速読の習得はとても効果が高いと言えるでしょう。
上記のように速読には数多くの効果、メリットがあります。速読を身につけたいと考えていても、どうやったら身に付くのか分からないと悩んでいる人も多いと思いますが、そうした人は、まず手近で比較的内容の軽そうな速読の書籍を手に取ってみて下さい。
そして、速読がとても良いものだと思えた人は、さらに速読を極めるため難易度の高い書籍やセミナーなどに参加してみるといったことをオススメします。
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