残業手当なしの超過労働や、過労死に繋がるような日本の過酷な労働条件が社会問題となりました。
世間を見渡せばブラック企業とまでは行かずとも、勤務時間が長い職場は珍しくなく、いちいち文句を行っていたら働く場所がなくなってしまうというのも事実。
今回は、仕事がしんどいとき、勤務時間が長いときの対処法について紹介します。
- 仕事がしんどい・辛いと感じる原因は?
- 仕事がしんどいときの5つの対処法
- 勤務時間が長い職場の場合
仕事がしんどい・辛いと感じる3つの原因
仕事中に「しんどいなぁ、仕事をやめたいなぁ」と思ったことがある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
最初は意欲を持って始めた仕事でも、なぜ「しんどい」「辛い」と思ってしまうのでしょうか。
まずは、仕事がしんどいと感じる3つの原因に当てはまっていないか確認してみましょう。
1.自分に自信が持てない
仕事がしんどいと思う1つ目の原因は、自分に自信が持てないことです。
仕事で結果が出ない場合や、成績が悪い場合は、自分に対して自信が持てず、仕事に対してのモチベーションが下がってしまいます。
他の人の活躍や、上司からのプレッシャーを受けてしんどい・辛いと思うケースも考えられます。
自分に自信が持てないために仕事がつらくなっている場合は、スキルアップのために勉強をしたり、時間が経つことで解決されることも。思い詰めるのではなく、「自分が変わればいいだけ!」とポジティブに捉え、何を学んだらいいのか目標を明確にするといいでしょう。
2.人間関係や休みの少なさ……労働環境に問題がある
仕事がしんどいと思う2つ目の原因は、労働環境です。
人間関係が良好ではなかったり、休日が取りにくかったり、残業が多かったりなど、労働環境に問題が多い場合は、精神的にも体力的にもしんどいと感じるでしょう。
労働環境があまりにも厳しい場合は、法律に違反している可能性もあり。社内規定と、実際の労働環境を比較してみることもおすすめです。
3.無理なノルマや大量のタスク……業務内容に問題がある
仕事がしんどいと思う3つ目の原因は、業務内容です。
現実的には無理なノルマや、業務時間内に終わらない大量のタスク。こちらも精神的にも体力的にもしんどいと感じてしまう原因になります。
仕事がしんどいのは甘えなの?
仕事がしんどいと思う原因は何かわかりましたか?原因がわかれば対策がとれるので、まずはなぜ仕事をしんどいと思っているのかを把握することが大切です。
仕事がしんどいと思っている方の中には、「仕事がしんどいなんて甘えだ」と思ってしまったり、周りから言われたりしてプレッシャーを感じている方もいらっしゃるのでしょう。
仕事がしんどいと思うのは、甘えなのでしょうか。
仕事がしんどいと思うのは甘えではない
結論から伝えると、仕事がしんどいと思うのは、甘えではありません。「甘いと感じられるのでは」と思ってしまうことが、危険だといえます。
たとえ仕事であっても、厳しい労働条件やノルマがあって「きつい」「しんどい」と思うのは当然です。責任感がある人ほど、自分に厳しくなってしまいますが、心や体からのSOSをしっかりとキャッチするようにしましょう。
精神的・体力的にまいってしまう前に対策をとる必要がある
「仕事がしんどい」「仕事に行きたくない」と感じるときには、精神的に、そして体力的にもまいってしまう前に対策をとる必要があります。
「しんどいなんて伝えたら、甘いと思われるのではないか」とそのまま仕事を続けていると、最悪の場合うつ病になったり、仕事を辞めざるをえなくなったり……長期間仕事に復帰できなくなるほどダメージを受けてしまうことも。
次に紹介する対処法を参考にしつつ、最悪のケースになる前に自分で自分を守ることが重要です。
仕事がしんどいときの5つの対処法
では、仕事がしんどいときにはどのように対処したらいいのでしょうか。5つの対処法を紹介するので、取り入れやすいものから挑戦してみてはいかがでしょうか。
1.なぜしんどいのか理由を考えてみる
仕事がしんどいときの1つ目の対処法は、しんどいと感じる理由を考えてみることです。
しんどい理由がわからないと対策の仕様がありません。まずは、どうしてしんどいと感じているのか、自分の気持ちにゆっくりと向き合ってみましょう。
2.上司に相談をする
仕事がしんどいときの2つ目の対処法は、上司に相談することです。
仕事がしんどいと思っている原因がわかり、上司に相談をして解決しそうな場合は一度時間を取ってもらうのがいいでしょう。
「上司が問題」「直属の上司には相談しにくい」という場合は、人事や他の部署の同僚などに相談するのも一案です。
一人で抱え込まないように、信頼できる人に話をしてみてくださいね。
3.思い切って、有給を取ってリフレッシュする
仕事がしんどいときの3つ目の対処法は、思い切って有給休暇を取ってリフレッシュすることです。
毎日忙しく自分に向き合う時間がなく、しんどい気持ちを抱えたまま仕事をしていると問題を解決することはできません。
「しんどい」と思いながらも働き続けている場合は、思い切って有給休暇を取得して仕事から離れ、リフレッシュすることがおすすめです。
一度仕事から離れてみることで「仕事だけがすべてじゃないんだな」「もっと気楽に働いてもいいのかも」と思えるようになるかもしれません。
4.仕事での目標を設定する
仕事がしんどいときの4つ目の対処法は、仕事での目標を設定することです。
目標がなく、ただただ目の前のタスクをこなしているだけの場合、時間が経つのが遅く感じて辛くなってしまうことも。どうキャリアアップしてきたいのか、何を達成したいのかなど、仕事での目標を設定することで、ポジティブに取り組めるようになります。
職場での目標が明確になっていない場合は、上司に確認したり、自分で目標を設定したりすることがおすすめです。
5.転職を検討する
仕事がしんどいときの5つ目の対処法は、転職を検討することです。
今の職場がどうしても合わない、労働環境や業務内容が改善されない、目標ができない、などこのまま働き続けてもポジティブになれる可能性が低い場合は、転職を検討することもおすすめです。
実際に転職しなかったとしても、転職活動するだけでも「他の道もある」と思え、気が楽になる可能性も高いです。
これからどんなキャリアを築いていきたいのか、どんな職場で何をしたいのか、一度考えてみてはいかがでしょうか。
勤務時間が長い職場の場合
「仕事自体は大丈夫だけど、勤務時間が長いことがつらい」という方もいらっしゃるでしょう。
勤務時間が長いことがしんどいときには、どうしたらいいのでしょうか。
効率的に仕事を進める方法を考える
勤務時間が長い職場においてもっともありがちなのが、社員の勤務態度までダラダラとしてしまうことです。勤務時間が長いほど「後でやればいいや」という気持ちが起こってしまいます。
また、社員同士のなれあいも起こりやすく、ミスや失敗にもつながります。メリハリと緊張感のある職場環にするためにも、タイムテーブルを見直してみましょう。
30分でできる仕事を1時間かけてやっていないか確認し、できるだけ効率的に仕事を終わらせられるように挑戦してみてはいかがでしょうか。
体力的に厳しい場合は時短勤務を検討することも一案
そもそもの勤務時間が長い場合は、時短勤務に変更できないか検討することも一案です。
身体を壊してしまっては元も子もないので、給料が減額になったとしても、一度勤務時間を減らすことがおすすめ。体力が戻ってきたり、もっと長く働きたいと思ったりできたタイミングで、元の労働時間に戻すといいでしょう。
限界が来る前に仕事をしんどくしない方法を考えよう
- 仕事がしんどい原因は自分・労働環境・業務内容などに理由がある
- 仕事がしんどいのは甘えではない
- 仕事がしんどいときは対処法を試して解決させる
本記事で紹介したように、仕事がしんどく感じてしまう原因は様々。なぜしんどく感じているのか原因を知ることで、対策がとれます。
しんどいと思うことは決して甘えではありません。精神的・肉体的に限界がきてしまわないように、早めに対処法を試してみましょう。
【関連記事】
仕事にも影響が出る「コミュ障」とは?5つの原因と6つ治し方
人とうまくコミュニケーションをとれない「コミュ障」。日常生活は切り抜けられても、仕事に支障をきたしてしまうこともあり「なんとか治したい」と思っている方もいらっしゃるのではないでしょうか。 ...
【本当に向いてる?】仕事の向き不向きを判断する7つの質問と対処法
仕事が上手くいかず「この仕事に向いてないのかな」と悩み、仕事をするのが憂鬱になる。一度仕事に向いてないと感じると、仕事に向き合うのが辛くなるもの。 仕事が向いてないかもと悩んでいる人は、「今...
前向きに考えよう!ネガティブワードをポジティブワードに変換するコツ
ネガティブワードをよく使ってしまうと周りにマイナスの影響しか与えません。しかし、そんな人でも簡単にネガティブワードをポジティブワードに変えることができることをご存知ですか。 ...
U-NOTEをフォローしておすすめ記事を購読しよう