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退職理由の伝え方はどうする?嘘でもOK?自己都合でも納得してもらいやすい理由の伝え方

ichiba hideki

2018/08/24(最終更新日:2020/11/29)


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退職することを心に決めたときに、退職の理由を上司や上の立場の人に伝える際にどう伝えるべきか、困っている人もいるのではないでしょうか。

失礼になるであろう本音を言うべきか、建前として本音を包み隠すべきか葛藤している人もいるでしょう。

本記事では、退職の理由の伝え方についてご紹介します。退職の理由の伝え方に悩んでいる人は、ぜひ参考にしてください。

本記事の内容をざっくり説明
  • 会社を退職するときの理由はどうする?嘘をついてもいいの?
  • 会社を退職するときに納得してもらいやすい退職理由
  • 会社を退職することを伝える際には「直属の上司に直接」が基本

 

会社を退職するときの理由はどうする?嘘をついてもいいの?

会社を退職するときには、ポジティブな理由ばかりではないでしょう。会社や上司に伝えにくい理由のことも多く、どうやって伝えたらいいのか、難しく感じる人も多いでしょう。

まずは、退職する理由をどのように伝えるべきか、基本的なマナーについてご紹介します。

 

退職理由で本当のことを伝えにくくても嘘をつくのはNG

退職を希望しているの本当の理由を伝えにくくても、嘘をつくのは避けておきましょう

嘘をついてしまうと、それが嘘だとわかってしまったときに、印象が悪くなります。転職先が同じ業界の場合、前の会社の人に合う可能性もあり、将来の仕事に差し障る可能性があります。

「絶対にバレることはないだろう」「バレないように細心の注意を払おう」と思っていたとしても、思いがけないところでボロが出てしまうものです。

穏便に退職するためにも、またこれからの関係性のためにも、嘘をついて退職することはおすすめしません。

 

本音と建前を使い分けてポジティブな理由を説明する

「嘘をつかなかったら、本音をそのまま言っていいのか」と思う人もいるのではないでしょうか。

しかし、本音をそのまま言ってしまうと、相手が不快な思いをしてしまう可能性や、トラブルに発展する可能性もあります。

そのため、本音と建前を使い分けて、ポジティブな理由を説明しましょう。

例えば、「希望している業務に携われない」が本音の場合、「新しいことにチャレンジしたい」というポジティブな建前に変えることをおすすめします。

 

転職の面接時にも前職のネガティブな退職理由はNG

ネガティブな本音をいわないことは、転職の面接の際も同様です。

例えば、「給料が低かったから辞めました」というと、「当社よりも給料が高い会社からスカウトされると、すぐに辞めてしまいそう」と思われてしまいます。

また、前職について悪く伝える人だと、ネガティブなイメージをつけかねません。

そのため、転職をするときの退職理由も、ポジティブな内容に変換して伝えることがおすすめです。

 

会社を退職するときに納得してもらいやすい退職理由

「退職理由があやふやで、退職することを許してもらえない……」という人もいるのではないでしょうか。

以下では、会社を退職するときに納得してもらいやすい退職理由をご紹介します。

 

1.具体的な転職を考えて退職するケース

会社を退職するときに納得してもらいやすい退職理由の1つ目は、具体的な転職を考えて退職するケースです。

今の分野ではなく、新しい分野にチャレンジしたいという気持ちがあると伝えると納得してもらえることも多いでしょう。

今の会社ではやれないことをしたいという気持ちを伝えることがポイントです。

 

2.現在の職場環境や業務内容などに問題があって退職するケース

会社を退職するときに納得してもらいやすい退職理由の2つ目は、現在の職場環境や業務内容などに問題があって退職するケースです。

人間関係において問題があって仕事を辞めたい人もいるのではないでしょうか。また、業務内容が自分に合っていなくて悩んでいる人もいるでしょう。

そういった場合は、まずは、退職ではなく「異動」という手段を使えるか考えてみましょう。そのうえで、「苦手な人とすれ違うのでさえ辛い」「この業種向いてない」と感じるのであれば、上司にその旨を伝えることをおすすめします。

 

3.プライベートな理由で退職するケース

会社を退職するときに納得してもらいやすい退職理由の3つ目は、プライベートな理由で退職するケースです。

プライベートのことで辞める必要がある場合は、上司もなかなか辞める決心を止めにくいでしょう。

「プライベートな理由ってなんだろう?」という人に向けて、以下では、プライベートな理由で退職するケースについてご紹介します。

 

親の介護や引っ越しなど家族の事情のため

プライベートな理由で退職する1つ目のケースは、親の介護や引っ越しなど家族の事情のための場合です。

「介護をする必要があるため、仕事との両立が難しい」「介護をするために引っ越しが必要になった」という場合、上司によって退職をとめられることはないでしょう。

また、介護だけでなく、家族の事情や結婚などを気に、引っ越しが必要になることも。物理的に距離が離れることが原因で、会社に通えなくなるときもあるでしょう。

そのような場合は、仕事を辞めざるをえないので、上司は退職理由に納得するしかありません。

 

実家の家業を継ぐため

プライベートな理由で退職する2つ目のケースは、実家の稼業を継ぐための場合です。

退職理由が転職の場合は、特に日本においては企業側としてもあまりいい感じがしない人もいるでしょう。しかし、農家や漁師などの実家の家業を継ぐことについては、転職であっても比較的理解してもらいやすい理由です。

また、実家だけに限らず親類の家業を継ぐということもありえるでしょう。こういった家族絡みの理由は、引き留めるにあたっても反対しにくいもの。

また、上記の親の介護もそうですが、実家が勤務地と遠く離れているといった場合には、より説得しやすい材料となります。

 

進学するため

プライベートな理由で退職する3つ目のケースは、進学するための場合です。

最近では、社会人の大学生も増えてきています。まだまだ全日制の学校も多く、仕事と学問の両立は難しいため、仕事を辞めざるをえません。

特に若い方にとっては、「将来の夢を叶えるため」という理由と組み合わせて上司に伝えると説得力が上がります。特に、進学先が決定していた場合には、上司は引き留め難く感じるでしょう。

 

体調不良や病気の治療のため

プライベートな理由で退職する4つ目のケースは、体調不良や病気の治療のための場合です。

治すのに時間がかかる病気になってしまった際は、仕事を辞めて治療に専念する必要があります。仕事は、体が健康であるからこそできるものです。

また、病気の場合は医師からの診断書を準備してもらうと、スムーズに退職できます。

 

結婚・妊娠・不妊治療の専念のため

プライベートな理由で退職する5つ目のケースは、結婚・妊娠・不妊治療の専念のための場合です。

結婚・妊娠・不妊治療のような人生において大切なことを、会社の判断で諦めるように言うことは合ってはならないことです。

そのため、このようなケースでも会社を辞めないように引き止められることはないでしょう。

 

会社を退職することを伝える際には「直属の上司に直接」が基本

「会社を辞めることを決めたけど、誰に何を言えばいいのかわからない……」という人もいるでしょう。

会社を退職することを伝える際には「直属の上司に直接」伝えることが基本です。

以下では、退職の流れについてご紹介します。

 

職場環境や業務内容で退職を検討している場合はまずは相談がおすすめ

退職を決心したときには、すぐに上司に伝えたくなるかもしれません。

しかし、すぐに上司に「退職したいです」と告げるのではなく、まずは「相談」ベースで上司に伝えることをおすすめします。

例えば業務内容が自分に合っていなくて困っていることを告げたり、職場の人間関係について悩んでいることを相談したりしてみましょう。退職という方法を選ばなくても、上司に伝えることによって今の状況が改善する可能性があります。

もちろん、辞めたい理由が直属の上司の場合は、直属の上司に相談する必要はありません。役職が上の人や人事の人に相談することをおすすめします。

 

退職の意思が固い場合は、理由と時期を検討してから話す

「仕事を辞めるか悩んでいたけど、辞めることにした」とすでに決意を固めた人もいるでしょう。

退職の意思が固い場合は、理由と時期を検討してから話すことをおすすめします。

また、退職をした場合の退職金の有無や税金のこと、転職のこともよく考えてから話すようにしましょう。

 

円満退職するためにも、退職理由はポジティブなものに昇華しよう

本記事のまとめ
  • 退職の理由を伝えるときは、なるべく「嘘」をつかない
  • 本音と建前を使い分けてポジティブな理由を説明する
  • 職場環境や業務内容で退職を検討している場合はまずは相談がおすすめ

本記事では、退職の理由を伝える方法や納得しやすい退職理由をご紹介しました。

これからの関係性を維持するためにも、不要なトラブルを起こさないためにも、退職する理由はネガティブな内容でもなるべくポジティブな内容に変換して説明するのが望ましいです。

しかし、どうしてもできないという場合は、本音で相談みることをおすすめします。

本記事を参考に、退職する理由の伝え方を考えてみてはいかがでしょうか。

 

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