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「会議」と「打ち合わせ」何が違うの?その3つの違いを徹底解明

ichiba hideki

2014/05/24(最終更新日:2014/05/24)


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by odysseygate
 仕事において似たような言葉で会議と打ち合わせがあります。ともに人が集まって話し合いをするわけですが、もちろんそのふたつには違いがあります。けれども、例えば会議で打ち合わせをする、などといった使い方をすると混乱して、どう違いがあるのかわからなくなったりもします。イメージとしては、会議は割と規模の大きなもので、打ち合わせは小さな集まりといった感じがありますが、実際の違いはどこにあるのでしょうか。

 今回は、その会議と打ち合わせの違いについて見ていきたいと思います。

1.テーマの違い

 会議と打ち合わせの大きな違いは、取り扱うテーマにあります。会議においては会社の経営に関わるような議題があり、打ち合わせはその実際の仕事における遂行のフローに関わることがテーマとなります。会議においては会社の、あるいはその会社を運営していく上での方向性に関する事が多く、そしてそれを実行するメンバーによって実際にどのように目的を達成するのか、その意識の擦り合わせを行う事が打ち合わせと言えるでしょう。

2.何を決めるのか

 会議と打ち合わせとでは、その内容にも違いがあります。会議においては、まず議題があり、それに対してどう結論を出すのかという議論が行われるケースが多いです。参加者の意見を出し合って、それを元に話し合いが行われ、そして最後に結論を出してまとめるといったスタイルになります。

 対して打ち合わせの場合は、どちらかといえば個人の、あるいは部署からの相談事を別の人あるいは部署に持ちかけて意見を聞くという、話し合いというよりは意見を求めてそれを聞くというスタイルのケースが多いです。場合によっては、決定している情報を伝えるのみで終わるというケースもあり、これは情報の共有のためという意味合いになります。

3.メンバー全員が参加するか否か

 会議の場合は、参加者全員の意見を求められる場合があります。新たなアイデアを求められる事もありますし、全員が何かしらの発表の場を与えられることもあるでしょう。ですが、打ち合わせではもっとフランクに、そこまで義務付けはされていないので、持ち合わせている情報の交換程度で終わることや、意見を聞くだけで終わることもあります。ただし、目的はあくまでも仕事をスムーズに遂行するためのものですから、必要な情報が得られるまでは終わらない場合も当然あります。


 以上のように、会議は会社の方向性を参加者の意見によって決める、あるいは代表者の考えを伝えて意見を求めるといった形で決めるというスタイルであり、そのようにして決められた会社の方針に従って、各部署の仕事を遂行していくために必要な情報の交換を行う場が打ち合わせ、と言うことができます。ですので、これからは会議と打ち合わせを適した場面で使えるようにし、恥をかかないようにしましょう。

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