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「トライ&エラーとリスクヘッジ」問題解決能力を向上させる2つのキーワード

ichiba hideki

2014/05/15(最終更新日:2014/05/15)


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by martinak15
 問題解決能力とは、今目の前にある事柄について、解を出すことを求められていることです。この方法については様々な見解がありますが、少なくともビジネスの現場においてはこれまでの経験と実績の結果により考えられる、「もっとも早く解決に辿り着く方法」を実行することが必要になるでしょう。

 しかし、その経験が乏しければ、問題解決のために必要なプロセスを想像し、その行程を実際に試してみることが重要になります。誰しも正解を知っていればその通りに行動するだけですが、必ずしも成功が約束されている訳ではない中で解決へ導くためには、どのような能力を必要とされているのでしょうか。

トライ&エラーとは

 トライ(Try)は努力する、やってみるという意味を持ち、エラー(Error)は損なう、失敗するという意味で、いわゆる「試行錯誤」という意味合いでよく用いられる言葉です。そう考えるとトライ&エラーには「失敗ありき」という意味を含んでいるようにも見受けられますが、ビジネスにおいて一度の失敗が命取りになるケースも多くある中で、このトライ&エラーを実行に移すのは実際は勇気が必要な行動でしょう。

 しかしながら、いくら理論を並べたとしても、案件について何が正解だったのかは「やってみなければ分からない」というのがビジネスにおいても実情ではないでしょうか。必ずしも上司が間違いない答えを知っている訳ではなく、Tryすることで初めてErrorの原因が見えてくる以上、やはり問題解決能力には実践が必要となります。

リスクヘッジの重要性

 しかし、だからと言って失敗が許されるわけではもちろんありません。この場合、必要なことはトライの前に「想定しうるエラーとその対処法」を洗い出すでしょう。行程においてこの方法を選んだとすれば考えられるリスク、別の方法を選んだ時に考えられるリスク、リスクヘッジとはこれらのリスクを回避又は軽減するために必要な方法を取ることを指します。

 いくら試行錯誤が大事とはいえ、時間も費用も消耗する以上取り返しのつかないエラーを犯してしまえば、リトライすら叶わないことになってしまいます。ですので、ありとあらゆるパターンについて検討したうえで、リカバリー出来る可能性を持つ方法でトライする。これにより、実践後のダメージを和らげることが可能となります。そしていくらかのダメージを負ったとしても、これを経験値としてさらなるトライを繰り返していけるのです。


 以上のような能力が将来的な財産となり、問題解決能力の向上に大きく貢献するのです。故に、トライ&エラーとリスクヘッジを意識して、問題の解決に全力を注ぎましょう。

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