ビジネスではタクシーに乗る機会は多くありますが、タクシーに関する基本的なマナーというのは意外と知らないもの。若いうちはタクシーを利用することありませんし、タクシーを利用するようになる社会人になった後は、マナーを教えてくれるような人が周囲にいてくれるとは限りません。
タクシーの基本的なマナーを身につけて、タクシーを使いこなしましょう。今回は、これだけ読めば大丈夫、タクシーの基本的なマナーについて解説します。
乗車前のマナー
タクシーを手配する方法は2つ、流しのタクシーを拾うか配車を手配するかです。流しのタクシーを拾う場合は、タクシーを止める意思があることをはっきりと示すことが重要です。手の高さが中途半端だったり、目線をしっかり運転手の方向へ向けていないと、運転手があなたに気付かず通り過ぎてしまいます。
また、車を止めにくい所でタクシーを拾うのも周囲に迷惑をかけることになります。なるべく見通しが良く、車を止めらるだけの余裕のある場所で拾うようにしましょう。
配車の手配をするときは、場所と時間を明確に伝えることが重要です。なるべく早く来てほしいときは、今すぐ来てほしいと伝えればよいのですが、時間指定をするときや数日後の予約をするときは相手が誤解しないように伝えるのがマナーです。
午前午後を明確に伝えておかないと、夜来てほしいタクシーが早朝配車されてしまいますし、曜日で日程を伝えると1週間予約がずれる恐れがあります。時間は午前か午後かを明確にするために午前○○時とはっきりと伝え、予約の時は曜日ではなく〇月○日と日付を明確に伝えてください。
乗車後のマナー
タクシーの上座は運転手の後方、助手席の後方の席、後方の中央の席、助手席の順番になります。ただし、目上の人間が希望すれば場所を変わるのがマナーです。荷物が大きなものはトランクに入れるのがマナーですが、一人で乗車して余裕がある時はそのまま持って乗り込んでも構いません。
また、行き先ははっきりと明確に伝えることが重要です。特に間違えやすい地名を伝えるときには誤解のないように確認を取ってください。
田町と田無は字で見ればはっきりとわかりますが、早口で伝えると誤解されてしまいます。トラブルが無いように間違いやすそうな地名を伝えるときは「○○線の○○」などのように、わかりやすく伝える工夫をしてください。
タクシーではなるべくおつりが少なくなるように支払うのがマナーです。事前に小銭を準備しておくと運転手に喜ばれます。小銭が多い分には不快に思われることはありません。むしろ両替の手間が省けて感謝されるのです。道順を細かく指定するのはマナー違反になります。特別の事情が無い限り、ルート選択は運転手に任せましょう。
タクシーに関するマナーを知っておかないと、無意識の行動で周囲に失礼なことをしてしまいかねません。一人前のビジネスマンになるためにも、基本的なマナーくらいは学んでおきましょう。
U-NOTEをフォローしておすすめ記事を購読しよう